|
文中のこの色の文字の上にマウスを置くと単語の意味が表示されます
情報の発信ブログ・Twitterについてみなさんは日記というものを書いたことがあるだろうか。ある日突然ふと書いてみたくなり、書きはじめてはみたものの3日程度で熱が冷めて文字通り三日坊主で終わり、後で読み返すと滅茶苦茶恥ずかしいあれである。(全ての方がそうではないだろうが、少なくとも私はそうである。) 閑話休題。情報化社会の現代においては、日記をつけることをコンピュータで行うことができる。世の中には自分のコンピュータ内日記をつけるソフトもあることであろうが、その話はここでは割愛するとして、今回はその「日記」をインターネット上でつけ、インターネットの利用者に公開できるシステムについて紹介しよう。 最近はニュース等で耳にした方も多いだろう。"blog(ブログ)"である。 本来はweb(ウェブ)上のlog(ログ:記録)という意味の単語を合わせて"Weblog"という名称であったが、現在はそれを略して"blog"と呼ばれる。 前にも述べたとおり、その役割は至って簡単、インターネット上で日記を付け、それを公開する、というものである。ふつうは、ブログ群を運営しているサイトに登録してそのサイト内において制作する。内容の一つ一つは「記事」と呼ばれ、ひとつひとつの記事には日付が記載され、その内容は、文章はもちろん、画像を張り付けたり、一部のサイトでは絵文字を利用したりすることもできる。尚、記事のひとつひとつにおいて公開/非公開を決め、特定の人(大抵は同じサイトに登録している人で公開を決める人が選択した人)にのみ記事の閲覧を許すことができる。閲覧者は各記事にそれを読んだ感想を付ける(これもブログの記者以外の人に公開するかどうか選ぶことができるサイトが存在する)ことができる。 日本においては、政治家のブログの利用が公職選挙法における選挙活動に該当するのではないか、という議論が為されており、2005年の参議院議員選挙では選挙活動とみなされ、その選挙期間中は候補者が利用することは違法とされた。 また、ブログを利用している芸能人がテレビ番組で問題発言をしたり、ブログの記事内に問題となるネタ(大体は政治・宗教に関わるもの)を書いたりしてコメント欄が暴言や意見等で荒れることを「炎上」と言う。 さて、ここまで読んで下さったみなさんの中には、「あ、なんか面倒くさそうなシステムだなぁ」と思われた方も多いだろう。この煩雑さを解消する為に作られたシステムが、"Twitter"である。 "Twitter(ツイッター)"は2006年にObvious社(現・Twitter社)が始めたシステムであり、利用者はTwitterのサイトに登録をして自分のユーザーページを持ち」、"Tweet(ツイート:つぶやき)"と呼ばれる140文字以下の投稿を行う。するとブログのように、日付とともに投稿が記録される。ほかの利用者はそのユーザーページにアクセスすることができ、他のユーザーは"Reply(リプライ)"と呼ばれる形式で自分のユーザーページ内に「@○○(ユーザーの名前)」(○○さんへ、という意味)という形式の文字列を「つぶやき」の頭に付けることで返信とすることができ、その返信の投稿は返信された利用者のユーザーページに表示される(もちろん投稿を非公開にすることも可能)。 また、Twitterの大きな機能の一つとして"Follow(フォロー)"が挙げられる。これはだれかお気に入りの利用者を見つけたら、その利用者を「フォロー」という形でマークし、フォローした利用者の投稿はわざわざその利用者のページに行かなくても、自分のユーザーページに時系列順に表示される仕組みとなっている。芸能人や政治家の中にもTwitterの利用者は少なくなく、"Follower(フォロワー:フォローしている人)"が5万人を超える例もある。 尚余談だが、日本政府はTwitterも選挙活動の一種であるという見解を示しており、選挙期間中のTwitter利用は違法とされている。 Twitterはブログに比べ手軽にできる「日記」なのだ(Twitterが日記なのかどうかはまた別の議論だが)。 しかし、芸能人や政治家などのブログ・Twitterの利用者が増加するにつれ、その人になりすまして記事を書く、といった事例は少なくない。Twitter上では利用者を検索する機能が備わっており、適当な有名人の名前を入れると何件ヒットする場合がある。もちろん本人の場合もあるが、偽物の場合も多い。Twitterの運営側では本人確認がとれた有名人利用者について「認証済みアカウント」として特別に処理するというシステムが試験的に運用されている。 同階層のテーマへ飛ぶ |
|
(c) 2010-2011 Team "情報化社会の光と闇" All rights reserved. Created by ez-HTML |