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見ていただいた通り、情報の発信と共有に関して現代では目覚ましい発展と簡略化が見受けられる。しかしここで我々が注意しなければならない最大のポイントは、「一度発信した情報はもう二度と回収できない」ということである。一瞬の気の迷いから大切な人の個人情報を流してしまった、画像を流してしまった、動画を流してしまった、じゃあ間違いだったから消そう。これで事は収まらないのである。一度ネット上に流れた情報は、一瞬の間に必ず誰かが閲覧している。動画に関して言えば、動画投稿サイトの章でも述べた通り、知らぬ間に視聴した人のコンピュータの中に保存されてしまうのである。悪意のある利用者の中には、投稿された動画を意図的に保存して、それを各動画投稿サイトに投稿して流布させる、とう輩もよく存在する。

我々がすべきことは、本人が特定できそうな情報に関してはそれこそ本人の許可がない限り、インターネット上に発信してはならないということ。そしてコンピュータに効果的なセキュリティソフトをインストールし、情報の流出を防止することである。

―脅すわけではないが、しっかりとした対策をとらなければ、明日あなたは犯罪者になっているかもしれない―

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