電気って何?

「電気」という言葉は、最近の日本では、
「電気をつける(照明のスイッチを入れる)」「発電機で電気を起こす(発電機でエネルギーを作る)」「電気を流す(電流を流す)」
など、さまざまな意味を持ち、さまざまな使われ方をしています。
では、この「電気」という存在は、いったい何なのでしょうか。

電気は、使われ方の中でも大きく二つに分類することができます。
・電流やエネルギー 「電気を流す」「電気が伝わる」「電気を起こす」
・呼称 「電気をつける」
ここでは、前者について詳しく述べています。
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エネルギーとしての電気

電気エネルギーは、簡単に他のエネルギーに変えることができます。
逆に、多くの場合、他のエネルギーから電気エネルギーに変えることもできます。
他のエネルギーより効率よく移動させられるので、広く使われています。
参考資料:
Wikipedia:電気

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電荷

二つの物体をこすりあわせることで電気を作り出すことが出来ます。
この様にして電気を持つことを、「帯電する」といいます。
もっとも身近な例が静電気です。
この、帯電した物質が持つ電気を「電荷」といいます。
電荷は、量に応じて「+(正)」「−(負)」の2種類に分けることが出来ます。 正の電荷を「正電荷」、負の電荷を「負電荷」と呼ぶこともあります。

呼び方
正電荷 陽子
負電荷 電子
なし 電荷がない 中性子
電荷は、周りの空間に電気的な力を発生させます。
この力を「電場」といい、この電場は空間内の電荷に「引き合う」か「反発する」力を加えます。

これらは、静電気の実験で実際に発生させることができ、一部は見ることも出来ます。

ある部分にもっている電荷の量を「正味の電荷量」といいます。
正電荷と負電荷の量が同じの時、正味の電荷量は「0」つまり「中性」(つりあっていて、電気を帯びていない状態)であるといいます。
正味の電荷量が0でない時、その物体や空間は「帯電している」といいます。
参考資料:
Wikipedia:電気
Wikipedia:電荷
電気が一番わかる

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電流

電荷の流れのことを電流といいます。
この電荷の流れは、「電位差」によって生まれます。
電位差は、もっている電荷の数の差を表します。
これにより生まれる、電荷が移動しようとする働きを「電圧」といいます。電圧の単位は「V(ボルト)」であらわされます。乾電池の電圧が、おおよそ1.5Vです。
電流は、時間的に流れる向きにより二種類に分けられます。
横方向に時間が進み、電流がある方向に進む量を縦方向に表しています。戻る場合は下にさがります。

 かわらない     直流(D.C.)
 時間とともに流れる向きが逆になる     交流(A.C.)
D.C→Direct Current (訳)まっすぐな電流
A.C→Alternating Current (訳)交替する電流

電流の向きは、日本では電子の移動の向きの逆となっています。
直流電流は流れる向きが一定のため、+と−があります。
交流電流は、流れる向きが常に変化しているので、+と−はありません。
電流の単位はA(アンペア)です。
電荷を伝える粒子(電子やイオン)の動きはゆっくりですが、電場は光速に近い速さで伝わるため、電気が流れやすい道(導線)では高速で伝えられます。
参考資料:
Wikipedia:電気
電気が一番わかる