最後にエンジン音です。
エンジン音は自動車から出る音の基礎です。
皆さん聞いたことはあると思いますが、
思い切りアクセルを踏んで回されたエンジン音はあまり聞いたことないと思います。
これは、過給器の一番下で紹介した自然吸気エンジンの音です
。 つまり混じり気のないエンジンそのものの音ということです。
この音はクルマ好きを興奮させます。
クルマ好きでなくても興奮する人はいると思います。
また、エンジン音は高い音から低い音まで様々です。
エンジンについてで紹介したレシプロエンジンの図を見ていただければわかると思いますが、
上下運動の長さがあります。
この長さを短くすれば高く、長くすれば低くなります。
短ければ上下運動の時間が減るので、すぐに高い回転数を得ることができるため高い音が出やすいのです。
短くするには上下運動の場所を狭くする、つまり多気筒でエンジン内部に入る気量が少ない車は高い音が出ます。
代表例として、Lexus LFAという車があります。
長ければ上下運動の時間が長くなるため、回転数が上がるのに時間がかかりますが、
車を押す力であるトルクが太く大きくなります。
トラックやアメリカ製の自動車なんかがそうです。
長くするには上下運動の場所を広くする、つまり多気筒でエンジン内部に入る気量が多い車は低く太い音が出ます。
スポーツカーを例に出すと、Aston Martin one-77という車があります。
同じエンジンでも様々な音があるのです。
環境を考えようとも、やはりエンジンを捨てることはできません。
ということで我々はハイブリッド車でターボチャージャーを許可した車という結論に至っていきました。
画像著作者:AlBargan/United Autosports / Paul Cherry/EmilGH/taka_suzuki/Arild Andersen/Ben_in_london/cmonville