最近よく、「少子高齢化」っていう言葉を聞くよね？
私たちが今勉強してる、「少子」っていう単語が入ってるね！

そうね。
少子高齢化というのはね、今日本が直面している問題、「少子化」と「高齢化」という言葉をひとくくりにしたものよ。

じゃあ、「少子化」と「高齢化」っていうのは、お互いにまったく関係してないのか！

よく考えてみて。
少子化は、人口の何％を子どもが占めたら少子化だ～っていう具体的な定義はないけれど、子どもが減っていったら、高齢者が人口を占める割合はもちろん増えていくわよね。
だから「少子化」は「高齢化」に関係しているのよ。

あ、そうか！
少子化は、日本が高齢化になっている原因でもあるんだね。

少子化から離れて、高齢化について少し学びましょうか。

６５歳以上の老年人口が総人口を占める割合が高くなった社会だけど...
じゃあ問題！
日本は今、「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」のうち、どれでしょう？

えっ、こんなに種類があるんだ!!
うーん...「高齢社会」かな？

実は、今日本は「超高齢社会」と言われているのよ。
この３つは、高齢化率によって分けれられるの。

高齢化率ってなんですか？

高齢化率は、65歳以上の人口が総人口に占める割合のことよ。

高齢化率が7～14％の場合「高齢化社会」
　　　　　14～21％の場合「高齢社会」
　　　　　21％以上の場合「超高齢社会」　と呼ばれるわ。

日本の高齢化率が21％以上ってことか！
ということは、5人に一人が65歳以上のおじいさんかおばあさんだね。

高齢化って何が原因なのかな？

それは、医療の発達によって病気がよく治せるようになったことや、生活が豊かになったことだと言われているの。

長生きできるようになったって、すごくいい事じゃない!?
おばあちゃんやおじいちゃんが長生きしてくれたら嬉しいもん。
なんで問題視するんだろう？

私もお年寄りの方が長生きできるようになったことは、とてもいい事だと思うわ。
日本は世界から見ても、平均寿命がすごく長い方なの。

やっぱりいい事だな！

でも、よく考えてみて。
この先、「3人に一人が65歳以上の人になった」と想像してみると･･･色々な問題が浮かぶでしょう？

介護が行き届かなかったり、十分な年金が受け取れなくなりそう･･･

階段とか急傾斜な坂とか、おばあちゃんたちにとって住みにくい環境が目立ってきそうだね。

そうね。
だから、高齢化した社会に適した、税金の使い方や集め方、医療制度への見直しが重要になってくるわね。

合計特殊出生率を少しずつあげて、子どもがたくさんいれば、介護も楽になるね！
やっぱり少子化と高齢化の関係は密接なんだな～。

あー！それ私が言おうと思ったのにー！！

あまり深くまでは触れられなかったけれど、高齢化の原因、問題、解決策などを少子化と同じようにじっくり調べてみると、すごく勉強になるわね。
なる子ちゃん、たかお君、がんばってみて！

ハイ！！