夜空に見える星はほとんどがその位置を変えない恒星ですが、中でも数個の星はよく動きます。これは地球に非常に近い位置にあり、太陽の周りを回っている地球と同じ「惑星」と呼ばれる星です。惑星は自らは光を出さず、太陽の光を受けてその姿を私たちに見せてくれています。そんな惑星の仲間を紹介しましょう。
地球(EARTH)
地球は、太陽系の第3惑星で、水星、金星の次に太陽に近い軌道を回っています。地球は水と大気に覆われています。大気は主に酸素や窒素や二酸化炭素などです。地球は、表面の7割が海という水に覆われている惑星です。
地球がどうしてこのような水の惑星になったかというと、大昔、地球ができたころはたくさんの火山があり、よく噴火を起こしていマグマ状態に地球がなっていました。そんな時に地球に火星サイズの天体が地球に落ちてきて、やがて地球の火山が噴火を起こして雲ができ、大量の雨が降りました。その雨が,溜まって出来たものが海です。
また地球には、月という衛星が回っています。
水星(Mercury)
太陽の一番近くを回っている惑星です。水星はほとんど大気がない星で、もっとも太陽の軌道に近いため、太陽から受ける熱量が大きく、太陽に向いた表面の温度は昼間は約350〜430℃に達します。夜には、約-170℃になる所もあります。また月のようにクレーターなどが見られます。
金星(Venus)
金星は、たいへん明るいので明けの明星、宵(よい)の明星とも呼ばれることがあります。
金星が明るいのは、金星の持つ二酸化炭素などの大気が,温室効果によって表面の温度が470℃に達しているからです。また金星では火山活動が活発に行われています。
火星(Mars)
地球のすぐ外側を公転している惑星です。火星はおもに二酸化炭素からなる薄い大気をもっている星です。 地面には酸化鉄を含んだ岩や岩石があり、星全体を酸化鉄が覆い、地面を赤くさびついているかのように赤くみえます。
また火星は、太陽系最大の火山を持っており、火山活動が活発になるとものすごい量のマグマが発生しています。
火星には生命がいるのではないかと考えられてきました。しかし、実際に火星探査機が調べてみると、生命がいないことがわかりました。火星にはほんの少しの量の水が残っているので生き物がいる可能性も残されてはいますが…。まだまだ謎が多い惑星「火星」は、将来生物が住めるようになるかもしれません。
木星(Jupiter)
木星は太陽系最大の惑星で、質量は地球の約320倍もあり、表面のしま模様や、その表面には、赤みをおびた大赤斑と呼ばれる円の渦が見られます。
木星の自転周期は約10時間です。また、木星には、水素やヘリウムが主成分の大気があります。木星でも地球上の寒冷地でよく見られるオーロラの現象が見られるそうです。
土星(Saturn)
土星は地球の約95倍」の質量をもつ惑星で、その大きさは木星と同じ大きさで太陽の3番くらいの大きさです。この土星には水素やヘリウムがあり、その原子と粒子とぶつかりあって、土星の環を作っています。また、太陽の太陽風が土星に吹いているためオーロラが発生しています。
天王星(Uranus)
天王星は氷や岩石でできた惑星で、表面には土星同様の物ができています。
この模様はヘリウムとメタンの原子と粒子がぶつかって、できた環です。天王星は自転が約98°に傾いており、ほぼ横倒し的の状態で公転しています。天王星の大きさは地球の4倍です。
海王星(Neptune)
海王星は、太陽から最も離れて公転している惑星です。同じ惑星の天王星よりは小さいですが、質量は天王星よりも大きいです。直径は地球の約45倍ほどの大きさがあります。また、太陽から離れているため、海王星のうらは表面温度が摂取マイナス220℃の極寒の惑星です。
海王星にはメタンが凍って雲も出来ています。風も起きていて、その風の早さは秒速400mもの強風が海王星に吹いています。
すい星
すい星は、惑星ではありませんが、太陽の周りを回っているという点では、惑星と同様です。一般的に、すい星は、細長い円軌道を描いて公転しています。
すい星は雪のちりが混ざったようなかたまりと大気からなります。太陽に近づくと、ちりやガスが放出されて、太陽の反対側び伸びる尾になります。
また、すい星は「ほうき星」とも言われています。