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インターネットを用いた売買で気をつけること
■ インターネットを用いた売買で気をつけること
ネットショッピングは最初の方にも述べた通り、
実物を手にして見ることが
できない
ため、売手の中にはこうした特性を利用して詐欺的な売り方をする者も
いるようです。
まず、偽ブランド品を本物と偽り、売りつける者もいるようです。
これはれっきとした
詐欺
で、刑法上は詐欺罪が成立し、また民事上は契約を
取り消して代金を返してもらうことができます。
また、
商標法
78条より
知的財産権
の
商標権
の侵害ということで、
検挙された例もあります。
ただし、この場合もインターネットの詐欺では匿名性の壁があり、犯人の特定が
困難なときもあり、また、犯人が逮捕されたとしても代金の回収ができるかどうかは
難しいところです。
新品のものにキズがあれば、通常は契約の不完全履行として、キズの無い商品と
取り替えてくれるように要求することができます。
しかし、その商品が中古品や骨董品の類である場合には、難しい問題が生じます。
というのは、中古品や骨董品は新品と違い、多少のキズがあっても仕方ない場合が
あり得るからです。
したがって、
もう一度、売り出し時のネット上の商品の画像や説明文を
読む
必要があります。
そして、画像にはキズがついていないのに送られて来た商品にはキズがあった場合
などのときには、そのキズのない商品と交換してもらうか、契約を取り消して代金
を返還してもらうことができると思われます。
相手が不誠実な場合には、
警察や消費生活センターで相談
するとよいでしょう。
なお、骨董品等のインターネットを利用した古物取引に関して、
古物営業法
が
改正され、インターネットを利用した古物取引の整備、
およびインターネットオークションに関わる古物盗品等の売買防止等のための規定の
整備が行われています。
(
オークション詐欺に遭ってしまったら?
)
(
このカテゴリについてのまとめ
)
SNS
▼ネットショッピング
・生活の中のネット
ショッピング
・ネットショッピングに
関するトラブルとは?
・間違って購入ボタンを押し
てしまったら?
・契約の取り消しは
できるの?
・クレジットカードを不正
利用されたらどうなる?
・ネットオークションに
関するトラブルとは?
・オークション詐欺に遭って
しまったら?
・インターネットを用いた
売買で気をつけること
・このカテゴリについての
まとめ
ソーシャルゲーム
なりすまし
違法ダウンロード
ワンクリック詐欺
個人情報
コンピュータウイルス
仮想通貨
サイバーテロ
商標法
とは
商標を保護する法律。
商品、サービスの提供元を識別するためのマーク、
近くのコンビニの店頭に掲げられているマーク、
あなたがこのページを閲覧する際に使用しているパソコンや
スマホのモニタ・本体に刻まれているマークも商標に
当たります。
知的財産権
とは
作った物考えた物をその人の財産として一定期間保証する
権利。
著作権もこれに含まれるが、著作者の死後50年でその効力を
失う。
100円ショップで売っている映画、アニメは著作権が
きれたものである。
商標権
とは
知的財産権のひとつ。
自分たちの商品、サービスの提供元を識別するためのマークを
独占的に使用できる権利。
(例:
A社の商標をB社は勝手にB社の商品に掲載してはいけない。
古物営業法
とは
取引される古物の中に窃盗の被害品等が混在するおそれが
あることから盗品等の売買の防止、被害品の早期発見により
窃盗その他の犯罪を防止し、被害を迅速に回復することを
目的としている法律である。(参考:警視庁)
中古品の売買で取引される品物が盗まれたものであることを
防ぐための法律。