昔から今
実現のための取り組み
現在の問題
ではまず、”日本の女性問題はどのような流れをたどってきたのか”について学びましょう!
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昔の女性たちは…
発展途上国の女性たちの中には、未だに教育が受けられなかったり、酷い差別を受けたりしている人がたくさんいます。また多くの国で、女性が社会的・政治的・経済的に不利な立場に置かれている場合が多いのです。もちろん、昔は日本にも男女差別は多く見られました。
本人の意思を無視して親や家族が結婚相手を決め、
10代前半で結婚させられる
女性もいました。また、学校では男子が先で女子が後の出席簿が、ごく当然のように使われてきたんですよ。
ええ!そうだったんだ。今そのようなことがあれば問題になってしまうね。
そうですね。今のような男女平等が当たり前の世の中になれたのは、やはり
条約
が出来たのが大きいでしょう。
あっ、それ公民の授業で教わったよ!確か…女性差別撤廃条約だったかな。
そう、正解です。他にも、日本では男女平等になるために法律が作られました。女性が男性と平等になるための条約は3つあります。
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女性の権利を守るために
Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination Against Women
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女子に対するあらゆる形態の差別を無くします。
1979年に国連総会において採択され、日本は1985年に締結しました。
女性の売買・売春を禁じ、政策決定の場へ平等に参画できるようにしました。
また、雇用における差別の撤廃も内容にありましたが、昔の日本の労働基準法には男女平等の規定がなかったため、働く女性たちは厳しい立場におかれていました。
The Equal Employment Opportunity Law
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男女の均等な雇用機会と待遇を目指します。
1986年に施行された、男女の区別によって採用を決めてはいけないという法律です。
平成25年12月には、女性の活躍促進を一層推進するため、男女雇用機会均等法施行規則を改正する省令等が公布されました。改正の内容は、差別に該当する範囲の拡大や、セクハラの予防を徹底することです。
厚生労働省によって、平成26年7月1日の施行に向けて、事業主や労働者への周知が行われました。
Basic Law for a Gender-Equal Society
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男女がお互い尊重しあい、あらゆる分野で性別に関係なく自分の力を十分に発揮できる社会を目指す。
1999年に施行された法律です。男女が互いに人権を尊重しつつ、能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現のために作られました。
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内容
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男女双方への差別の禁止
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間接差別の禁止
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妊娠・出産などを理由にした不利益な取り扱いの禁止
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セクハラ防止への事業主の措置義務の追加
①の女性差別撤廃条約は、2013年6月の時点で、日本の他にも中国やインド、フランス、ドイツなど
187か国が締約
しているそうです。
また、日本の男女平等に関する法律(➁、➂)は、➀を強固にするために作られました。しかし、古い習慣やしきたりから、女性が自由に生きる権利を奪われているケースがいまでもあるのが現状です。
男女平等は、世界規模で取り組まないといけない難しい問題なんだな。
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女性の権利を守る条約や法律が作られたおかげで、今の日本では男女平等が当たり前になってきているんだね!男女共同参画社会実現のために国だけでなく地方の取り組みも重要なんだね。男女平等が実現されるために、自分たちが出来ることは何か、自分でも考えてみようかなぁ。
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次は「実現のための取り組み」について説明します。
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