就職は不利なのか
日本と世界の比較
就業率UPを目指せ
視野を広げよう!
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ここでは「就職は不利なのか」について説明します。
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ここは君たちが就職する時の未来です。就活で女性は不利なのかというテーマは、長い間議論されています。
下のグラフは大学、短期大学、高等専門学校卒業者の就職状況をまとめたものです。何か気が付くことはありますか?
(%)
平成25年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」(厚生労働省・文部科学省共同調査)
(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000044078.html)よりデータを加工して作成
あ!平成25年のところで、大学卒の女子が大学卒の男子を上回ってる…?
その通りです。ここ二年連続で大卒女子の就職率は上昇していて、平成25年では大卒男子は
93.2%
に対し、大卒女子は
94.7%
という結果になりました。
下の表は平成25年度の結果を表したものです。総計でも女子が男子を上回っていますね。
平成25 年度「大学等卒業者の就職状況調査」(厚生労働省)(平成26年4月1日現在 数字は%を表す)
「大学、短期大学及び高等専門学校卒業者の4月1日現在の就職状況調査の推移」の一覧から平成25年度を抜粋
じゃあ、今は女子は就職が不利ではないってこと?
そうなんです!「男女雇用機会均等法」の施行やさまざまな取り組みの成果もあり、現在では
女性の新規の就業率は決して悪くはない
のです。
しかし、実際に仕事をする場面では、女性が不利になることや、不平等に扱われることがいまだに多くあるのです。
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女性の方が男性よりも就職に不利になることとは…?
「就職率に男女の差が無い」とは言っても、社会において例えば政治家などの重要なポストにある人の女性の割合は非常に低いのです。
下のグラフを見てください。
出典:内閣府ホームページ 男女共同参画白書 平成25年版 /第15図「各分野における『指導的地位』女性が占める割合」より引用
(http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-01-15.html)
え?こんなに少ないの?新規就職率で男女の差が無いのに、どういうこと?
日本では、社会においては「男女は対等」とは言い難いのが実情です。
仕事をするうえで女性が男性よりも不利であると言われる原因についていくつか説明します。
・治安の悪いエリアや夜間などに女性一人で外の営業を行かせにくい。
・力仕事や危険な仕事を頼みにくい。
・結婚や出産、育児で急な欠勤や退職をされる恐れがある。
・重要な仕事や長期のプロジェクトを任せにくい。
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就職活動の際にも、女性には「結婚や出産をしても働き続けますか」と質問されたり、自宅通勤を条件とされたりする例もあるそうです。
女性が出産をするのは当たり前なのに…。女性であることを理由に不公平が生じるのはおかしいんじゃないでしょうか。出産や育児も、女性だけの仕事ではないと思いますが…。
もちろんです!日本は「男女共同参画」において、先進国の中でもずいぶん遅れているのですよ。次に世界との比較を見てみましょうね!
仕事によっては、仕事場での不公平は男性にも降りかかることがあります。例を用いて説明していきましょう。
例:
男性保育士
企業では女性の社会進出に伴う問題がたくさんありますが、男性看護師・保育士の職場では立場が逆転して、男性への配慮に関する問題がたくさんあります。
男性が就職活動をする時に看護師や保育士になりたいと思ってもそこで働く男性の例がまだまだ少ないのが現状なので、自分は本当にその職場でやっていけるか不安になる男性が多いと思います。だからこそこの職種は男性に対して女性が配慮しなければいけないのだと思います。
その仕事についている女性だけじゃなくて、世間の男性看護師・保育士に対する認知も大事だよね!そうしたらもっと男性看護師・保育士の人数が増えていくんじゃないかなー?
大卒女子の就職内定率が男子のそれを上回ったことはとても嬉しいし、私たちの励みにもなるね。でも、私たちの周りの母親世代はパートで仕事をしている人が多いと聞くよ…何故だろう?
外国では男性と女性は対等に仕事をしているそうだけど、日本との違いはなんだろう、調べてみようかな。
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次は「日本と外国の男女格差について」説明します。
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