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日本が少子高齢化社会であることは、ニュースや本などで多く取り上げられてきました。しかし近年日本は、少子高齢化からより進行した少産多死社会に移行しつつあるのを知っていますか?
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日本では近年少子高齢化の進行に伴い、生まれてくる子供は少なく、寿命で亡くなる高齢者が多い「少産多死」の状況が来ると考えられています。 |
【日本の人口ピラミッドの変化】 |
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「なぜ今、改革が必要なの?」(厚生労働省)「日本の人口ピラミッドの変化」より引用。
(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/kaikaku_1.html) |
このグラフは1990年から2060年までの人口ピラミッドの推移を予測したものです。
このグラフを基に右の表を作成しました。
75歳以上の人口が、1990年の597万人から2060年には2,336万人と増加し続けることが予測されます。
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1990年 |
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2060年 |
75歳以上 |
597万人 |
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2,336万人 |
5% |
27% |
65~74歳 |
892万人 |
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1,128万人 |
7% |
13% |
20~64歳
(働き盛り) |
7,590万人 |
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4,105万人 |
61% |
47% |
19歳以下 |
3,249万人 |
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1,104万人 |
26% |
13% |
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そして代わりに減少するのが、64歳までの人口です。 20~64歳の働き盛りの人口は1990年の7,590万人から、2060年には4,105万人と大きく減少しています。
2060年での65歳以上の高齢者は全体の40%と推計されています。
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さらに怖いことに、出生率がその後も増加しない場合、 次の50年で人口はほぼ半減するということです。日本は、少子高齢化社会から少産多死社会へ移行しているのです。 |
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日本の人口の減少に伴い、労働力人口も大きく減少すると推計されています。下のグラフを見てください。総務省の「労働力調査」によると、女性や高齢者の労働参加が全く進まない現状のままではの棒グラフのように、労働力人口は60年に3795万人と今より42%減少すると予想されます。
仮に、出生率が2.07まで回復し、かつ女性がスウェーデン並みに働き、高齢者が現在よりも5年長く働いたとしても、2060年には5,500万人程度まで減少するといいます(一番右の棒グラフ)
労働人口が減少していくということは、高齢者を支える働き手世代の割合が減っていくということです。
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【労働力人口の推計】 |
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出典:「労働力人口と今後の経済成長について」(「成長・発展」補足資料 平成26年3月12日)(内閣府)(http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/0312/shiryou_02.pdf)を加工して引用
(備考)1.総務省「労働力調査」、厚生労働省雇用政策研究会「労働力需給推計」(2014)、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」、スウェーデン統計局「労働調査」をもとに作成されたもの。「社人研中位推計ケース」は、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が推計した2060年の性・年齢別人口に労働力率を乗じたもの。
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若者の人口がどんどん減る、労働力も減る…これによってどんなことが起こるか想像できるかな?日本はどうなってしまうのじゃろう? |
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