東シナ海上にある尖閣諸島の領有権について、日本と中国(台湾を含む)が争っている問題です。
日本は「尖閣諸島」と呼んでいますが、 中国では「釣魚群島」と呼んでいます。
尖閣諸島とは、東シナ海上の南西諸島西端に位置しており、 魚釣島などの島からなる島々の総称のことで、
沖縄本島から410km、与那国島から150km、台湾から170km、中国大陸から330km離れています。
日本政府は尖閣諸島問題について次のような主張をしています。
ちなみに、アメリカは日本を支持しており、日本が実効支配している尖閣諸島は日米安保の適用範囲と発言しています。
日米安保とは
日米安保条約とは1960年1月19日にできた「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」のこと。主に在日米軍の駐留や、日米の安全保障の協力について記されている。
中国側の尖閣問題についての主張と、それに対する日本側の反論です。
尖閣諸島の領有権を中国が主張している理由として以下のことが考えられています。
海洋強国とは
中国政府の国家目標の一つであり、2012年11月に開かれた第18回中国共産党大会で盛り込まれた。海洋権益(海洋に関する権利とそれによる利益)を高めることが目的となっている。
地域海軍とは
領海の防衛を主とし、本国より遠く離れた海域での、軍事活動の能力を保有していない海軍のこと。
外洋海軍とは
領海の防衛や本国より遠く離れた海域での、軍事活動の能力を保有している海軍のこと。