声の性質のページでは、「声」をテーマとして、声に関する基本的なこと、そもそも声とは何なのか、など声について学ぶことができます。聞いたことのない用語もあるかもしれませんが、大丈夫!図や写真を見ながら楽しく学ぶことができます。 さあ、自分たちが毎日使っている「声」について学びましょう!
このページでは、声の基本、つまり声を出すときのしくみについて説明していきます。

  発声の仕組み

まずは、発声の仕組みについてです。私たちは声帯を振動させて声を出しています。息を吸い、息を吐くときに息が声帯にぶつかり、声帯が振動した時に声が出るのです。そして、声帯が振動した時に周りの空気が振動を伝え、最終的に声となって私たちの耳に聞こえるのです。 よって、声帯の長さ、息が当たる部分など様々な要素によって私たちの声質、音の高さなどが変わります。それでは、そもそも声帯とは何なのでしょうか?

  声帯

では、先ほどお話しした「声帯」についてです。

声帯とは上の図のようなもので、喉仏の出っ張っているところにあります。上の図は声帯とその周りの筋肉、空間をを上から見た図です。
大きな円の中にある細長い丸みを帯びたものが声帯の周りにある筋肉、そしてその内側にあるものが声帯です。左の図が声帯が開いているとき、右の図が声帯が閉じているときの図です。 声帯は、1秒間に何百回という開閉運動をすることで音を作り、この開閉運動によって息の運びが止められたり、開かれたりします。そして、これにより、いろいろな高さ、また声質が出せるということです。

のどぼとけの少し下あたりにに手をあてた状態で、
@「はー」と息は強く、でもなるべく音がならないように発音せずに息を吐く
A「あー」と息は強く、しっかり聞こえるように発音する

@の時は、声帯が振動しないので(=無声音)、指に振動は伝わらず、Aの時は、声帯がしっかり振動するので(=有声音)、指に振動がしっかり伝わってくるはずです。これは、声帯が振動しているかどうかを確かめるのに有効的です! 同じように、「す」の「s」なども無声音なので、いろいろ試してみると面白いと思います。
まとめ
※クリックするとカッコ内の単語が表示されます。
・私たちは(  )を振動させて声を出している。
・声帯の(    )をすることで息の運びが変わり、出す声の高さ、声質が変わる。
                           ↑音域と声の種類@に進みます。


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