アスベストは建物に多く使われてきたため、地震などの災害によって、建物が崩壊した際に多く飛散するとされています。
実際に、災害時、アスベストの量は多くなります。
出典:環境省ホームページ「災害時における石綿飛散防止に係る 取扱いマニュアル」(http://www.env.go.jp/air/asbestos/man_disaster/full.pdf)より「表 R2.1 追跡継続調査結果(継続 17 地点) 」の表を加工し、利用しました。
※幾何平均値…n個の数値をすべて掛け合わせ、そのn乗根のこと。
このように、地震発生後、しばらくの間は、大気中のアスベストの量が多くなっているのがわかります。では、災害時には、どのようなことをして、アスベストの飛散を抑えるのでしょうか。
災害発生直後は「応急処置」と呼ばれるものを必要としています。
▼応急処置の一例
出典:環境省ホームページ「災害時における石綿飛散防止に係る 取扱いマニュアル」(http://www.env.go.jp/air/asbestos/man_disaster/full.pdf)より「表 3.1 応急措置(例) 」の表を加工し、利用しました。
そして、インフラ等が復旧した後、「恒久的措置」(アスベストを取り除く処置など)を実施することが推奨されています。