都市化の問題

都市化」という言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。家電製品や自動車が普及したり、ビルが建てられたりし、様々な問題が起こるようになりました。そのような「都市化」について、見ていきましょう。

環境の変化

ビルがたくさん建てられたり、道路がアスファルトによって舗装されたりといった、都市化によって、環境の変化が発生してしまいました。
「ビル風」や「ヒートアイランド現象」といったものがその一例です。

  • ビル風

    ビル風はその名の通り、高層ビルによって、建物周辺で発生する風のことを指します。場合によっては、ビル風は威力が強く、歩行者や周辺の建物に危害が加わることがあります(=ビル風害)。

  • ヒートアイランド現象

    「ヒートアイランド」を直訳すると「熱の島」となるように、都心部だけ気温が高くなる現象のことです。主な原因としては、アスファルトやコンクリートの影響、また前述のようなビル風による風の通り方の変化などがあげられます。

    出典:気象庁ホームページ「過去の気象データ検索」(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=44&block_no=47662)の「東京 年ごとの値 主な要素」より表を加工し、利用しました。

    実際に、東京の気温は100年間で3.7℃上昇しています。

  • 交通問題

    自動車による都市化の問題は、交通事故なども挙げられますが、ここでは環境による問題を挙げていきます。自動車によって、排気ガス・騒音・振動などの問題が出てきます。これらは「交通公害」とよばれます。
    一時期は排出量がかなり多くなってきてしまいましたが、自動車排気ガスの規制などを法律で定めたり、低公害車の普及もあり、現在はかなり削減されています。


ワークシート

ワークシートの書き方はこちら(PDF)

POINTと意見

POINT

  • 近年、都市化によって気温上昇が目立つ。
  • 自動車の排気ガスによる交通公害も深刻である。

僕たちの意見

大手町のヒートアイランド現象対策には驚きました。ここまで考えられているのだということに。
しかし、ヒートアイランド現象は未だかつて深刻で、大手町が対策をしたからって、格段に改善するというわけではありません。
都市化の問題は僕たちにできることはないと思われがちですが、「自家用車を控えて、公共交通機関を使う」「地産地消の食材を買う」などといったことで、改善に寄与することができるのではないでしょうか。


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