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    私たちの幸せ

実態調査結果からの考察


目次
 1私たちの幸せ
 2-1幸福の実態調査
 2-2アンケートの結果・世界の高校生
 2-3アンケートの結果・日本の高校生
 2-4アンケートの結果・考察
 3-1私たちの幸せな国ランキング(既存のデータの指標の紹介)
 3-2私たちの幸せな国ランキング・結果

私達は高校生にとっての幸せとは何かを考えるために日本語と英語でアンケートを作成し、世界の高校生に以下の項目について質問しました。
ここではそのアンケート結果からの考察を紹介します。

世界と日本の高校生の結果を見て
ここでは、幸福とは で紹介した、「ネガティブな感情も必要」に焦点を当ててみます。 特に回答にばらつきが出た日本の高校生に注目すると、後悔していることがあると答えた人は全体の63%でした。
しかし「今、幸せですか?」という問いに対しての回答を平均すると、次の結果がでています。
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これは、"ネガティブな感情も持ち、現実を受け入れたうえで自分の人生に満足できるひと」が真に幸せである"という理論に当てはまります。
ただし、アンケート結果からも分かるように、ネガティブな感情(後悔がある)が幸せになる必要条件ではなく、幸せになるためのひとつの要素であるといえるのではないでしょうか。

次に、「今、あなたが一番欲しいものは何ですか?」という問いに注目してみましょう。 日本の高校生は最も多かった回答から、時間、お金、学力となっています。
日本人高校生は、「お金さえあれば幸せだと思いますか?」という質問に対する回答に、「はい」と答える人が60%余りと、世界の高校生を16%ほど上回っていました。 このことも、お金が欲しいと回答する人の多さに反映しているのかもしれません。 一方、世界の高校生の回答を見ると、家族との幸せ(Be with my familyなど)をあげる人が多くいました。
ここで、「家族団らんの時間はありますか?」という質問の結果も合わせて見てみると、下の表のようにまとめられます。
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私たちはデータを集計する際、国際的な留学プログラムに参加している高校生や留学先で知り合った外国の高校生にアンケートをお願いしました。 そのため、家族のもとを離れて生活している高校生が多く回答しています。家族と過ごす時間が少ないために、「家族との幸せ」を求める人が多いのではないでしょうか。 同様に考えると、日本の高校生は「時間がない」ために「時間」が欲しいと感じるのだといえます。
つまりこの結果から、私たちは自分にないものを欲しているのではないでしょうか。   


 



 


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