4時間目:つくって解るIoT -その2-
4時間目は、アルファ先生を中心に、男性講師陣3名で担当します。よろしくお願いします。
先ほどの3時間目の授業で、簡単なIoTの仕組みの制作段階をみていきました。
意外に簡単だな! 自分でもできるかも と思ったのではないでしょうか?
この時間ではもう少し発展した内容の電子工作実験を行っていきます。
実はぼくたち講師陣も初めてのプログラミングなので成功するか心配ですが、楽しみながらやっていきましょう!
1、 電子工作を楽しもう 2、IoTの仕組みを考えてみよう
Raspberry Pi を使ってみよう!
Raspberry Piと呼ばれるコンピューターを使いをしてみましょう。Raspberry Piと聞いて「おいしそう」と思った人はいませんか?まずはRaspberry Piについて説明します。
2012年にプログラミングなどの教育を目的として開発されたものです。 皆さんがよく目にするコンピューターのように内蔵ハードディスクなどを搭載していないためSDカードなどを用意する必要がありますが、その分安価なので人気があるコンピューターです。 Raspberry Piにはこれまで多くの機種が発表されているので、その特徴などを見ていきましょう。
● Raspberry Pi 1
コンパクトな機種でピンヘッダーもちゃんとついていますが、現在販売終了となっています。
● Raspberry Pi Model B+
メモリは512MBとそこまで多くはないですが、オーディオ端子がついており、消費電力も抑えられたものになっています。
● Raspberry Pi zero
この機種は本体をコンパクトにまとめた機種ですが、そもそも日本国内では販売されていないため送料がかなりかかります。
また、USBやHDMIのコネクターがmicroサイズにしか対応していないうえにセンサーなどにつなぐときに必要になるピンヘッダーがないので自分で半田付けする必要があります。
● Raspberry Pi 2 Model B
Zeroよりは少し値段が高く消費電力も大きいですが、メモリが1GBになっています。
通常の電子工作程度なら十分に対応できる機種です。
● Raspberry Pi 3 Model B
この機種はこれまでの機種の中で最も高性能な機種です。値段はRaspberry Pi 2よりも高いですが、無線LANに対応できる機種です。
しかし、消費電力も大きくなったため、2.5Aの電源アダプターが必要になります。(スマートフォンの電源アダプターは2Aなので使ってはいけません。)
このように、Raspberry Piには多くの種類があります。
今回の実験では、Raspberry Pi 3 Model B を使用します。
大きさはこの写真の通り9cm前後と小さくこれがコンピュータ?と驚きました。また、最も高性能といっても、安価のため5000円前後で購入することができます。
ではさっそくはじめましょう。