3時間目:つくってみよう -その1- 仕組み編
3時間目は、くまっちとあらきちの2名で担当します。よろしくお願いします。
私たちは、このWeb講座「知っ得!IoTハイスクール」の講師ですが、高校1年生の女子で、特にパソコンや情報技術が得意なわけでもありません。
そんな私たちでも、自分たちでIoTの仕組みを考えることができないだろうか?と思い実践してみることにしました。身の回りの”便利になったらいいな!”を実現できないか、皆さんも一緒に考えてみましょう。
1、 中高生にでもできる 2、つくってみることで、IoTの仕組みを理解する
身の回りの便利を実現してみよう
身の回りのあったら便利な仕組みを学校をベースに考えてみました。
- ◆案1
- 私たちの学校は元々男子校だったため、女子トイレが各階にありません。
他の階まで行っても満室のことがあるので、教室でトイレの空き状況がわかればいいのに..
- ◆案2
- 先生が各クラス向け配布物をBOXに入れても、係が取りに行くのを忘れてしまって、配布物が遅れることがあるよね。配布物がBOXに入るとわかったら便利じゃないかな?
- ◆案3
- 朝、雨が降っていたので傘を持ってきて、下校時に雨が降っていないと、傘を置き忘れて帰ってしまうことがよくあるのよ。傘を持っていった日に、忘れないようにお知らせがくるといいなぁ...
このように学校の中を改めて見回してみると、こんな仕組みがあったらいいなと思う小さな事柄がいくつもありました。
では、これらをIoTの仕組みで解決することができるでしょうか?
仕組みを考える
私たちは◆案2 <先生が配布物をBOXに入れるとわかる仕組み> を試してみることにしました。
現状:
1. 先生が配布物をBOXに入れる
2. 各教科係が不定期にBOXを確認にいく
3a. 配布物があれば教室に運搬・クラス内配布
3b. 確認時に配布物がない場合は再度確認にいく
といった流れになっています。
このため、BOXに確認に行くタイミングによっては、配布物がはいっていないことがあり、その後何度も確認しに行くことになります。また、反対に確認を怠った場合、配布物がBOXに取り残され、先生から取りにいくように指示される という現象が時々起こっています。
これを1時間目に学んだIoTのサイクル(流れ)にあてはめ、以下のように改善案を検討してみました。
改善案: (カッコ内をクリックするとIoTサイクルが確認できます)
先生が配布物をBOXに入れる
1. 配布物がBOXにはいったことをセンサーが感知 →( )
2. センサーが配布物を感知したことをネットワーク経由で蓄積する →( )
3. ネットーワーク経由で感知した内容を解析し、教室内になんらかの方法で知らせる →( )
4. 知らせをうけ、係がBOXに配布物を回収にいく →( )
では考えた仕組みがうまく機能するのか、次のページでさっそく試してみましょう!