3時間目:つくってみよう -その1- 改良編
仕組みをもう一度考えてみよう
先生が配布物をBOXに入れると教室の黒板のLEDが点滅する仕組みは簡単にでき、動作も問題ありませんでした。
しかしSIT先生の仰るとおり、LEDの点滅するタイミングや時間、また配布物を係が回収したら、「点滅をとめる」など次のステップのため、もう一工夫が必要です。
現在の仕組みは次のとおりです
- 配布物BOXに設置した動きタグが振動を感知する
- 教室のLEDタグを指定時間光らせる
これを以下のように変更することにしました
- 配布物BOXに設置した動きタグが振動を感知したら
(配布物の量なども考え一定秒数(10秒)以内は同じ振動の範囲とみなすように変更) - 教室のLEDタグが指定時間(5秒間赤色)光る
- 一定時間(5分)経過後、動きタグに変化がない場合 → 教室内LEDタグが再度指定時間(5秒間黄色)光る
(LEDの色により何度目の知らせかわかるように設定) - さらに一定時間(5分)経過後、動きタグに変化がない場合 → 教室内LEDタグが再度指定時間(5秒間青色)光る → アラームにて通知
- 配布物を回収(動きタグが2度目の振動を感知)したら → STOP
アプリの再設定
MESHには、タグ以外にもスイッチ、タイマー、カウンター、Andなどの機能を設定することができます。こちらの機能も使用し再度アプリの設定をしました。
設定後、再度実験を開始し予想通りの動きを確認することができました。
お疲れ様!ようやく完成したね~。
うーん、これでバッチリだね。MESH を使っての実験だったけど、思ったより楽しかったね。
MESH実験のまとめ
3時間目ではMESHを使って、暮らしを少し便利にする仕組みを作ってみました。
このようなツールを使用すれば誰でも簡単にIoTの仕組みを自分の手でつくることができることがわかりました。
実際にこの仕組みを学校で運用するには、ツールの準備やバッテリー等の問題があります。
しかし、家や家族間、友達間ならばいろいろな活用方法があるはずです。皆さんもよいアイデアが浮かんだら、ぜひ実行してみてください