台風とは(初級)
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発生
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台風の発生
台風(熱帯低気圧)は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギー源にしているため、陸上では発生せず、海上でも海面水温が26〜27℃以上でないと発生しません。
台風(熱帯低気圧)の発生場所
赤い部分が台風(熱帯低気圧)の発生場所です。台風は、緯度が高すぎると海水温度が低いため発生しません。また、赤道をはさむ南北約5度の間では転向力が小さいため発生しません。
発生数
台風は平均で年約27個発生しています。年発生数の最多は1967年の39個で、最少は1998年の16個です。さらに発生した台風のうち、毎年約11個が接近(台風が日本から300km以内のところまで近づく)し、約3個が上陸しています。
台風の特例日
1954年洞爺丸台風、1958年狩野川台風、1959年伊勢湾台風、3つの台風の台風は、奇しくも全て9月26日に日本に上陸しています。大きな災害をもたらした8つの台風のうち3つが同じ日になるのは大変珍しいことです。そのため、9月26日は「台風の特例日」と呼ばれています。そのほか立春から数えて210日目、220日目をそれぞれ二百十日(にひゃくとおか)、二百二十日(にひゃくはつか)といい、この両日は台風の厄日とされています。この時期、稲は開花期にあたり台風の襲来は農作物に大きな被害を与えるため、暦でも注意を促します。
定義
発生
一生
経路
強さと大きさ