校内アンケート
私たちは芝浦工業大学柏中学高等学校の中学1年生から高校3年生までの6学年、
各クラス計220人にLGBTに関するアンケートをとりました。
アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
アンケート結果は興味深いものとなりました。
また、自分たちでは考えられなかったたくさんの考えや意見を聞くこともできました!
Q.1 LGBTという言葉を知っていますか? (はい・いいえ)
※LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとったものです。約75%の人が知っていたんだね!
近年「LGBT」という言葉がメディアなどで取り上げられてきたからかな?
アンケートを集計していて気づいたのは、中学1年生から高校3年生へ学年が上がっていくにつれて、
「はい」と答えた人の人数が多くなっていたよ。
やっぱり高校三年生になるとたくさんの情報を耳にするからかな。
Q.2 LGBTの人たちについてどう思いますか?(記述)
圧倒的に「なんとも思わない、個性だと思う」という回答が多いね。
否定的な意見は全体の約10%。
つまり、ほとんどの人は肯定的に思っている、ととらえられるね。
否定的な意見の中でも、個性だとは思うが、
身近なものだとは思わないなど、
LGBTの個性は認めているが、親しみは持てないという意見が多かったよ。
「なんとも思わない」「個性だと思う」と書いた人にたくさんの興味深い意見があったよ。
Q.3 LGBTの友達がいたらどうしますか? (記述)
「普通に接する」、「なんとも思わない」、
「友達として接する」と答えた人たちは
全体の75%。
その他意見も合わせての否定的な意見は
全体の約10%だったよ。
否定的な意見の中には自分が対象なら距離をとる(約1%)や、恋愛の話を避ける(約1%)
というものもあったよ。
全員が全員肯定的な意見を持っているわけではなさそうだね。
みんなにLGBTのことをわかってもらうには少し時間がかかりそうだね。
Q.4 友達からLGBTであるとカミングアウトされたらどうしますか? (記述)
すんなりとカミングアウトを受け入れられる
と思っている人は約55%だね。
他の設問に比べると割合が急に小さくなったよ。
無回答の中には、「カミングアウト」という言葉自体を知らない人もいたよ。
また、一部の人はLGBTのことを全く知らないみたいだったよ。
カミングアウトされたら受け入れると答えた人の中には、実際にカミングアウトをされて、
同性の事も好きになれるなんて素敵なことだよ、と伝えたみたい。
みんなが受け入れられるように、伝えてくれたら「ありがとう」と言わなくちゃ。
勇気を出してくれたからね。
Q.5 LGBTの人が生活しやすくなるために、社会全体がどうなっていくべきだと思いますか? (記述)
Q1からQ4までは、一つの回答に集中していたけれど、
今回の設問は全体的に様々な意見を持っている人がいたよ。
認められていくように、受け入れられていくようにするべきだと答えた人の中には、
堂々とLGBTの人たちが政治できたり、LGBTでない人達と同じように
結婚ができたり、誰でも幸せな生活が送れるようになるべきだという意見もあったよ。
誰もが幸せになることが一番だと私は思うな。
Q.6 社会全体を変えていくために私たちができることは何だと思いますか?? (記述)
一番多かったのは私たちのLGBTへの意識を変えること(約40%)で、
二番目に割合が多かったのは知識を増やす(約15%)だったよ。
私が思うに、LGBTへの意識を変える=知識を増やすという事だから、
私たち一人ひとりがLGBTの事を広めていく必要があるのだと思うよ。
知識を増やすと回答した人の中には、子供へのLGBTについての教育や、
本を読んだり、講演会などに参加をしていくべきだと思っている人が多いみたい。
私たちで様々なイベントに足を運んだけれど、どのイベントに行っても
若い子が来てくれるのはうれしいと言ってくれたよね。
たくさんの人がLGBTの事を理解しようとする姿勢をこれからも作っていくべきだと思う!