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放置自転車問題

放置自転車は自転車を語るうえでは避けて通れない問題です。人が集まる駅や商店街、繁華街などでは、自転車がある程度放置されるのはやむを得ない、と思っている人は多いはずです。また、放置する人には罪を犯しているというような意識はなく、周囲もある程度は仕方ないという認識でしょう。しかし、放置が放置を呼び歩行者の通行の障害になったりすると仕方ないではすまされません。

放置自転車は、駅周辺への通勤・通学目的、買物目的が多く、これら放置自転車歩行環境の悪化により、自転車との接触事故等の危険性も生じています。
駐輪場を利用しない理由は、目的地付近に駐輪場が無いことや商店の買い回りをするのに不便といった意見があり、自転車の駐輪実態は、移動目的によって駐輪場所・時間が異なるため、細かなニーズへの対応が必要です。

放置自転車に関しては、内閣府が1年おきに駅周辺においての実態調査を実施し報告書を出しています。その報告書「平成21年度 駅周辺における放置自転車等の実態調査結果について」によると、放置自転車台数は1981年の98.8万台をピークに減少し、2009年では24.3万台となっています。ピーク時の1/4になっているとはいえ、まだ24万台が放置されている状態で、自転車駐車可能台数をみると、1977年の59.8万台から15年で437.7万台と7.3倍に増加しています。駐輪場の整備が自転車放置台数の削減に一定の効果をもたらしたと考えられますが、2009年は432.1万台と横ばい状態であるので、用地取得などの困難さから頭打ちになっているのかもしれません。


駅周辺における自転車の放置台数と駅周辺の自転車と駐輪場
内閣府報告書「平成21年度 駅周辺における放置自転車等の実態調査について」から作成

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