自転車を普及させるには
自転車利用者の不満を軽減させる
これまで挙げたように、自転車利用にはメリットがたくさんあります。しかし自転車利用者には走行に関し多くの不満があることもわかりました。自転車をより普及させるためには、利用者の不満を取り除くことが重要なポイントです。
自転車利用に関してはルールの明確化、歩行者や自動車もそれぞれのマナーまたはルールを順守すべきです。しかしルールを守れない人が多いのも事実です。だからといって制度を厳しくしてもそれが自転車の普及につながっていくとは思えません。誰もがルールを守れるようになるように繰り返し周知していくことが大切だと考えます。
自転車走行環境改善の例
多くの人が車道走行が怖く歩道を走行している
→ 歩道に線を引いて、歩行者と自転車を分けたらどうでしょうか?
駅や繁華街に自転車でいっても、駐輪場がみつからない
→ 駐輪場の空き状況をアプリでみられる仕組みが広がるいいですね。
微妙な距離の外出時に、自転車で行こうか悩むことがある
→ 地図アプリで歩行者や自動車のように、自転車では何分かわかるようにすると、このくらいなら自転車で行こう!と思う人もいるでしょう。
シェアサイクルのステーションをもっとわかりやすくする
→ 外出時にここからここまでは自転車で行こう!みたいな考えになるかも
「面」での自転車道路拡大
個人自動車立入禁止のエリアを作ったらどうでしょう
→ 道路を減らした分、駐輪場や街路樹、自転車道を整備できます
自動車の速度が遅くなるよう細工(バンプや道をくねらせたり)したらどうでしょうか。
→ すでにやっているケースもあります
新しい自転車のカタチ
観光に利用
自転車を交通手段だけでなく、観光手段として確立したら、地域とのふれあいや、その土地を自転車ならではの距離感で楽しめるのではないでしょうか。
自転車でIoT
シェアサイクルのGPSを利用した抜け道や路地裏、隠れた道等のデータ集め、交通状況集めなどが実現されると使用方法がもっと拡がる可能性が!
普及のためには
自転車がさらに普及するためには、シェアサイクルのような新しいサービス・自転車走行環境の整備など行政の力・利用者のマナーのどれもが重要な要素となります。自転車利用者・歩行者・自動車・行政 の相互の協力が不可欠なのです。