彼が自転車通学に変えたら?
自転車通学のメリット・デメリットを考える
ここまで、自転車の利点や事故などの問題点を考えてきました。では、仮に電車通学をしているA君が自転車通学に変えた場合にどんなことが起こり得るのか?を具体例を挙げながら考察していきたいと思います。
私たちの学校の一般的な通学範囲を仮定します。
- A君 高校1年生男子 船橋市在住
自宅から最寄駅まで徒歩10分 電車で(約18分乗車)学校最寄駅にて下車 その後スクールバス10分にて通学
通学距離・・・約13キロ
現在の通学時間・・・待ち時間を入れて50分~1時間程度
交通費・・・電車定期代(高校生) 1か月3650円 + バス定期代
A君が自転車通学に変更しました。どんなメリット・デメリットがあるでしょう。
メリット
金銭的メリット・・・A君は自転車を所有しています。当然ながら、現在使用している電車の定期代+バスの定期代は不要となり節約ができます。
ストレス軽減・・・満員電車。ストレスに感じる人も多いはず。自転車通学に変えたらこのストレスを感じることはありません。
運動になる・・・毎日往復の通学で自転車利用することによって、定期的な運動をすることができ、健康的な生活を送ることができます。
時間に自由が効く・・・自転車通学では、電車やバスの乗り換え時間や発車時間の制限がないため、時間を自由に使うことができます。自分の支度が整った時間に出発し、帰宅時間も自由に決めることができます。
このように例をあげるとメリットが多く感じられますが、もちろんデメリットもあります。
デメリット
移動時間を有効に使えない・・・A君はテスト前などは移動時間に勉強をしていました。自転車通学ではこれはできません。また、通学で友達と話をしたりすることもできなくなります。
天気に左右される・・・自転車通学の一番の問題はこれでは? 雨の日の自転車通学はつらいものです。雨の日は乗らないという選択も可能ですが、その場合都度発生する電車代や時間の考慮が必要です。
私たちの考え
こうしてみると、自転車通学にも一長一短あり一概にどちらが良いと決められるものではないようです。上記の他にも環境問題に貢献できるという意識の問題もあるでしょう。A君の場合は高校生なので、電車の定期代が3650円でしたが、これが大人の通勤となると1万程度となりメリットも変わってきます。距離や環境、健康状態に応じて、適切な通学方法を選ぶとよいでしょう。