エコに関するアンケートを行いました！

校内の宮古島へ行ったことがある人、24～23人に以下の3つのアンケートを取りました。

・「宮古島のエコ活といえば？」
・「日本本州でばバイオマス発電はどう生かせそうか。」
・「宮古島の環境問題といえば？」

アンケートを取ろうと思ったきっかけは、アンケートの回答にない答え、いわゆる宮古島でまだ知られていない問題を知ってもらうためでした。そして、そこで浮き彫りとなり出てきた問題をより多くの人に意識してもらえるよう、このアンケートを作りました。

宮古島のエコ活といえば？

まず最初にアンケートした質問は、「宮古島のエコ活といえば？」です。宮古島の中で印象に残りやすいエコ活動が何かを調べたかったためアンケートを取りました。結果はバイオマス発電が1位。宮古島ではどこの農家もサトウキビ畑を持ってるほど栽培が盛んなのでその絞りかすで発電するバイオマス発電はやはり有力でした。同率2位は、メガソーラーとエコハウス。どっちも目で見て訴えかけられるくらい迫力があるので、入って当然という感じです。また、どちらとも宮古島だからこそ画期的に活用できるものなので印象に残りやすいのかもしれません。ほかにも、宮古島のエコを代表する風力発電やバガスが挙げられました。ただ、宮古島のエコ活はこれだけではありません。地道に島民の方が活動しているものや、私たちのような宮古島市民でない人も協力できるエコ活があるのです。そのような、まだ知られていないエコ活を、このサイトを通し、より多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

バイオマス発電は本州で役立ちそうか？

次にとった質問は「バイオマス発電は日本本州で役立ちそうか。」です。これは、似たような回答が多かったです。一番多かった答えが「家庭のゴミを燃やして発電」です。たしかに、バイオマス発電はサトウキビのかすを燃やすということで、いらないゴミを燃やすという発想につながるとは思いますが、それでは、火力発電と大して変わりません。そのような回答が多かった中で、面白い回答がありました。それは、人糞を燃やして発電するというもの。排泄物は普通、下水処理場で燃やされるのですが、それを発電しようというのです。ゴミも消え、発電もできる、そんな一石二鳥な発電が未来ではできているかもしれません。宮古島のバイオマス発電からこのように色々な発想ができる。宮古島のエコ活動は私たちに大きな影響を与えてくれそうです。

宮古島の環境問題といえば？

最後に取った質問は、「宮古島の環境問題といえば？」です。もっとも多かった意見は、砂浜のゴミとサンゴの白化について。やはり、宮古島を訪れる際に事前学習した通り、砂浜のゴミは問題視されているようです。また、最近新聞で話題になりましたが、宮古島の観光産業を支えているであろうサンゴの大部分が白化しているという問題も見過ごせません。そのほかにも、国の天然記念物である宮古馬が虐待死してしまう悲しいニュースを回答してくれる人もいました。このアンケートを通し、宮古島の環境問題の現状を理解していただけたでしょうか。アンケート結果を見てわかる通り、宮古島の環境問題は幅広く、難しいです。改善していくためには、エコ活動を始めとする島民の方々の力だけでなく島外からの理解と協力も必要なのではないでしょうか。

アンケートを通して

みなさんが住んでいる地域はどうでしょうか。エコ宣言をしていますか？していない地域がほとんどだと思います。アンケートでわかった通り、宮古島のようにエコアイランド宣言をしていても、多くの問題が出てきます。ということは、みなさんの地域でこの様な活動をする場合、さらに沢山の問題が浮上してきそうです。また、問題を解決するには、地域の人のエコロジーに関する意識、働きが大切だということも、改めてアンケートを実施し、わかりました。このサイトをきっかけに自分の住んでいる地域について考えてみてください。きっと様々なことが見えてくるはずです。

宮古島のまとめ

宮古島という島は、長い歴史の中で多くの争いや伝染病が起こる中受け継がれてきた様々な伝統文化や、多くの地域が公害などの問題を抱えているときも守り続けてきた美しい自然のうえで成り立っています。しかし、その大切なものたちの中には時代の流れや環境の変化などによって、失われつつあるものもあります。技術の発展により生活が豊かになる一方で起こる問題は、従来の技術で許容することはできません。遠い昔に宮古島に住んでいた人々が大切に守り続けてきた様々なことを後世に受け継いでいく為には「科学との融合」が必要不可欠なのです。このサイトを見て、宮古島の素晴らしさ、そして科学との融合の大切さについて少しでも理解していただけたら嬉しいです。私たちは、宮古島の文化が広まり、守り継がれていくことを願っています。