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このページでは、私たちが実際に行って食べた宮古島の伝統的な食について紹介します。
宮古島の伝統的な食べ物
宮古そば
チャンプルー
「チャンプルー」とは、沖縄で「混ぜこぜにしたもの」の意味の言葉で、「ゴーヤチャンプル」などメインとなる食材の名前を頭につけて呼ばれています。多くのチャンプルーには、沖縄特産の島豆腐(島豆腐の項を参照)が使われており、この豆腐がチャンプルーの美味しさをさらに引き立てています。また、チャンプルーは基本の材料と様々な食材を組み合わせて作るので、たくさんの種類が存在しています。その中で、代表的なものを上げると、
・ゴーヤチャンプルー:メインにゴーヤ(にがうり)を使った有名なチャンプルー。
・タマナーチャンプルー:キャベツ(タマナー)を使ったチャンプルー。
・チキナーチャンプルー:チキナー(漬菜)とは塩漬けのシマナー(島菜=からし菜)のことであり、それをメインに使ったチャンプルー
などなど。
この他にも、様々なチャンプルーがあります。チャンプルーは全国の食材を使って作ることができますが、沖縄のチャンプルーは島豆腐やゴーヤー、チキナー(漬菜)など沖縄諸島特有の食材が沖縄諸島でしか味わえないチャンプルーを作り出しています。
島豆腐
先ほども書いたように、沖縄で作られているチャンプルーのほとんどにはこの島豆腐が使われています。島豆腐は通常の豆腐と比べて大きい状態で売られており、出来立ての温かいまま売られます。そして一番の違いは、水分が少ないため固く、形が崩れません。そのため、炒めてもそのままの形で食べるかとができ、チャンプルーに使うのに最適なのです。また、普通の豆腐と島豆腐では作り方も異なります。島豆腐の作り方は、「生絞り製法」。この方法で作ると、大豆の持つ栄養が濃縮され、もともと栄養が高い一般の豆腐よりさらに栄養をとることができます。
宮古島生モズク
私たちが普段食べているモズクには、「糸モズク」と「沖縄モズク」の2種類があります。糸モズクは能登半島(石川県)や山陰沿岸(鳥取、島根など)に自生して、沖縄モズクは沖縄周辺の温かい海で育ちます。沖縄モズクは栄養価も高く、食感も良いことから国内消費の90%以上を占めています。この「宮古島生モズク」は宮古島でとれた生の沖縄モズクをブランド化したものです。通常のモズクは塩漬け加工を行うため、保存が効くようになる変わりに有用成分の多くが失われていますが、宮古島 宮古島の生モズクは凍結させるため、栄養分やおいしさを維持したまま食卓に運ぶことができます。
サーターアンダギー
沖縄で〝サーター″とは砂糖、〝アンダギー″は揚げ物のことをいいます。「砂糖の揚げ物」という意味をもつサーターアンダギーは沖縄のドーナッツのようなお菓子です。球の形の片方が割れていて、その部分が笑顔に見えることから、今も昔も結納の持参品などの縁起物として用いられてきました。昔は砂糖が貴重だったため、サーター無しのアンダギーだけで作る「白アンダギー」が主流でした。しかし、最近は味や大きさが違う様々なサーターアンダギーが売られており、昔の味を残しながらどんどん品種改良が重ねられていることがわかります。
食べ物のまとめ
宮古の食とエコ活動
宮古島では、上に挙げた5つの食材の他にもサトウキビの栽培が有名です。このサトウキビは砂糖に加工することができ、その過程で「バガス」と言われる絞りかすを出します。砂糖を大量に作り、そのゴミとなったバガスを何とか活用できないものかと「エコアイランド」宮古島の人達が考えました。そして、できたのがバガス発電です。バガス発電は、バガスを燃やすことで電気を作るため、環境にも良く、ゴミになるはずのバガスも消費できる、一石二鳥な発電となっています。食べ物のゴミも見逃さず、エコな仕組みに変えてしまう宮古島。そんな、この島の今後が楽しみです。