中学校の先生の働き方
このページでは中学校の先生の方3名にアンケートや質問でわかったことをまとめていきます。回答をしてくださった方には、心より感謝申し上げます。
僕たちにはすごく身近な職業だけど、先生の仕事はとても大変なように見えるなあ。
授業をするだけじゃなくて、テストの採点や部活の顧問もやらなくちゃいけないからね。
しかも、僕たちが登校するよりより早く出勤して、下校するより遅くに帰るから、労働時間が長くなってしまうよね。
みなさんは、中学校の先生にどのようなイメージを持つでしょうか。では、働き方という目線から中学校の先生の仕事を見ていきましょう。
1,労働時間について
Q1.あなたが仕事をする場所にいる時間は何時間ですか?
A1.平均で約10.7時間でした。
Q2.定時以降にあなたが働く時間はどれくらいですか?
A2.平均で約2.7時間でした。
Q3.一日2時間以上残業することにどう思いますか?(3人中)
A3.やらないといけないからやっている ・・・2人
大変ではない ・・・1人
労働時間を見ると、国が推奨する基準よりも大幅に上回り危険な状態であるといえます。しかし、生徒と同じ時間学校にいるだけで、労働時間が10時間を超えてしまうという回答があり、とても簡単に時間を減らすことができるとは思えません。
2,休日について
Q4.あなたは大体一週間に何日ほど休みがありますか?
A4.平均で約1.7日でした。
Q5.休日によくすることは何ですか?(3人中)
A5.家事 ・・・2人
料理 ・・・1人
Q6.休日に仕事と同じことはしますか?(3人中)
A6.しない ・・・3人
家に持って帰ってやる仕事は比較的少ないため仕事とプライベートな時間は分けることができるということが分かります。
3,仕事をするときの気持ち
仕事を全員の方が楽しいと回答しており、自分の好きなことを生徒に伝えることを楽しむ思いが伝わります。1人の先生に伺ったところ「かなりきつい仕事だから好きじゃないとやってられない」とおっしゃっていたので、好きという気持ちの強さが仕事の原動力になっていると感じました。
4,働き方改革に関して
この理由を聞いてみると、「家事や育児など、仕事に手が回らない時に業務を減らしてくれると助かる」など、働き方改革に大きな期待を持っていることが見受けられます。ただ、やはりやることが多く過程を気にしているのではなく、仕事量をもっと減らしてほしいという意見もありました。
5,改善策
以上のことをふまえ、中学校の先生には、どのような働き方改革が良いのかを考えます。やることが多く、一気に時間を削減することが現実的ではない中学校の先生には、もっと多様な働き方の提案があっていいと思います。家庭の事情も多少働き方に組み込めるような制度が必要です。