学生へのアンケート
前のページまでは、いくつかの会社の特徴的な社内制度や諸外国の働き方改革を見てきました。このページからは、労働者などの個人単位の視点で働き方改革を考えていきましょう。
1,働き方改革認知度調査
僕たちの通っている芝浦工業大学柏中学校(以下、芝柏)の中学生の生徒(回答数:167名)に働き方改革についてのアンケートを行ったところ、次の結果が得られました。(グーグルフォームでグーグルクラスルームを通じて実施)
質問1,「働き方改革」という言葉を知っていますか。
知っているという回答が90%近くあり、働き方改革という言葉自体は広く浸透していると言えそうです。
自作写真
しかし、働きかた改革がどのようなものかを質問して見るとアンケート回答者全体の約40%が「長時間労働の抑制」と答えています。次に多いのが「労働環境の改善」と「過労死の是正」の10%でした。
確かに、国が推進する働き方改革の根本はそのような事なのですが、Sansanなどの特徴的な社内制度のことを指している回答はありませんでした。
つまり、一般的に周知されている改革内容は長時間労働の是正だという事です。一見、国の推進する改革内容が知れ渡っているようにも思えますが、本当に必要な改革とは、個々の事情にあった改革です。このことを踏まえながら、実際に働いている方の意見を聞いていきましょう。
オランダ、イギリス、アメリカの働き方改革の方針
労働者へのアンケート