原因1:加工施設の不備
生産のところでも触れたように、発展途上国では食べられる状態を長く保つことがとっても大切なんだ。
先進国ではおいしく食べるために色々な食品加工がされているけれど、「食品加工」には食べ物を長く保存できるようにするっていう役割もあるんだよね!
そうなんだ。
でも、加工するための施設や道具が全然足りていないんだよ...。
例)西アフリカ ベナンのキャッサバ
キャッサバは、収穫してから1~2か月で腐ってしまうんだ。
長期間保存するには、加工品の「ガリ」にしないといけないんだけど、「ガリ」にするには下のような多くの加工が必要だよ。
1. きれいに洗う
2. 皮をむく
3. 機械で砕く
4. プレス機で水分を抜く
5. 鍋で炒り、乾燥させる
という機械を使用した多くの加工が必要です。
しかし、そのような加工をする施設が足りず、腐って捨てられるキャッサバが多くあります。
うわぁ...大変!
でも、こんな風に加工する施設が足りていないせいで、腐ってしまって捨てられちゃうキャッサバがたくさんあるんだ。
せっかく原料があるのに、もったいない!!
でも、その年によってどのくらいできるのかわからないから、ちょうど加工できる分量だけ作るってわけにもいかないもんね。