再生可能エネルギーとは?
再生可能エネルギーについて
※世界の再生可能エネルギーの状況については「世界とエネルギー」というページで説明しています!ぜひそちらもご覧ください。
再生可能エネルギーとは「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」という法律に定められており、同法律には
「『再生可能エネルギー源』とは、太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるもの」
と定められています。
非化石エネルギーとは化石エネルギー(例えば石油、石炭、天然ガスなど)以外のエネルギーを指し、太陽光、地熱といった常に自然界に存在するものです。再生可能エネルギーの大きな特徴といえば、「二酸化炭素を排出しない」「枯渇することがない」「どこにでも存在する」などです。しかし、再生可能エネルギーもメリットばかりではありません。
再生可能エネルギーの問題点
再生可能エネルギーの問題点について説明していきます。再生可能エネルギーには大きく分けて以下の2個の問題点があります。
・天候に左右されるため、需要に合わせて発電することができない
・発電コストが高くなってしまう
この2個の問題点についてそれぞれ説明していきます。
<需要に合わせて発電できない>
再生可能エネルギーは自然界に存在するものを原料として発電しているため、発電量が安定しません(※例外もあります)。太陽光発電や風力発電は発電するときの天候によって発電量が左右されてしまいます。
太陽光発電の天候別発電電力量の推移
出典:くらしTEPCO https://evdays.tepco.co.jp/entry/2022/06/30/kurashi22
この図は太陽光発電の天気別発電電力量の推移を表しています。晴れの日と雨の日ではかなりの差があることがわかりますね。
非化石エネルギーの安定した発電に頼って国を成長させてきたいわゆる先進国は今からこのような不安定な再生可能エネルギーを全面的に取り入れていくのは難しいとされています。もし全面的に再生可能エネルギーを取り入れるのならば蓄電する技術が必要となります。少しずつでも再生可能エネルギーを取り入れ、いつかは日本も100%再生可能エネルギーで電力を賄い、二酸化炭素排出量"0"の国になれるといいです。
ですが、地熱発電や海洋温度差発電は天候や時間帯によって発電量が左右されることがなく、年中安定して発電できるため発電した電気の使用率はとても高くなっています。その反面、地熱発電は発電量が太陽光発電や風力発電に比べて極端に少ないです。また、海洋温度差発電は設備の設置費用が高かったり発電できる地域が偏ったりしてしまいます。
<発電コストが高くなってしまう>
機械の設置費用に対し発電電力量が少ない、というのも再生可能エネルギーの問題点の一つです。非化石エネルギーのほうが再生可能エネルギーよりも安く設備を設置することができ、また、広大な土地を必要としません。このような問題点も再生可能エネルギーが普及しきらない大きな理由になるんじゃないでしょうか。
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再生可能エネルギーについて調べて、再生可能エネルギーがなんなのか、深く知ることができました。私と同じように「再生可能エネルギー」という言葉を知っていてもその言葉が何を指すのか知らない学生は多いと思います。ぜひ、学生の皆さんにも再生可能エネルギーについて知って欲しいです。
再生可能エネルギーには地球温暖化防止という観点から見るとメリットが多く思えますが、国や生活の単位で見てみると致命的なデメリットがあることもわかります。その致命的なデメリットをどこまで克服して再生可能エネルギーをどこまで取り入れることができるのか、が大きなカギになると思います。
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参考文献
活動記録
2023/1/4 twitterを開設しました。
2022/12/20 セミファイナリストに選ばれました
2022/11/4 「がすてなーに(ガスの科学館)」に行きました
2022/10/30 「千葉県立現代産業科学館」に行きました
2022/10/21 学校代表に選ばれました
2022/8/28 夏休みの進捗報告のためmeet会議を開きました
2022/8/7 「久米島海洋温度差発電実証試験設備」に行きました
2022/7/2 ホームページを作り始めました
2022/6/11 グループを結成しました。
twitterもやってます!豆知識などを投稿しているので是非見に来てください!