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ENAGY

世界とエネルギー

このページでは、資源エネルギー庁やJETRO等の公式な統計から、最近のエネルギーに関する動向を考えてみました。

  コロナウイルスによる日本への影響


 
外出自粛などにより自家用車、公共交通機関などのエネルギー消費量が減少しました。商業施設では稼働時間が低下したことにより、エネルギー消費量が減少しました。
 


出典:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/covid_19.html  総合エネルギー統計2020年度確報より経済産業省作成

 
また、製造業でもエネルギー消費量が減少しました。これは自動車の生産が減ったことや、工事の工期の延長などが原因だと考えられます。自動車の生産が減ったことにより自動車を作る時に使う塗料や部品の需要も減り、化学分野のエネルギー消費量も減りました。 パルプ・紙・紙加工品製造業にあまり差がないのは、テレワークで紙を使う量が減ったものの通販などが増えたことによりダンボールの使用量が増えたことが原因です。
 


出典:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/covid_19.html  総合エネルギー統計2020年度確報より経済産業省作成
 
運輸によるエネルギー消費量は、コロナウイルスにより国をまたぐ移動を制限されたことで大きく減少しました。
 

  コロナウイルスによる世界への影響

 
世界で最初にコロナウイルス感染者が発見されたのは2019年12月初旬であり、そこから爆発的に感染者が増えました。2020年1月から3月までのエネルギー需要は2019年1月から3月までのエネルギー需要よりも約4%減りました。
 

出典:https://energy-shift.com/news/26af4e0b-0db9-40d8-a12d-1f3153c498b5  IEA
 
lockdownというのは都市封鎖です。このグラフは国別の都市封鎖からの日数とエネルギー需要の減少を表したものです。住宅にいるため住宅での需要は増えたものの商業や工業での減少のほうが圧倒的に多いため大きく減少していることが分かります。
 

  世界のエネルギー問題



 
世界では先進国を中心として石炭、石油、天然ガスなどの化石エネルギーが利用されています。しかし化石エネルギーは有限なため人口増加などの影響で化石エネルギーの消費量が急増し、エネルギーの枯渇が早まっています。その上、地球温暖化が問題となり、CO2の排出量の削減を目標としている現在、化石エネルギーの消費量増加に伴いCO2の排出量も増加しています
 

再生可能エネルギーの世界での取り組み

出典:https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2021/0401/9bb217569e0e61d1.html
 
この図は、2012年から2020年にかけての再生可能エネルギーの割合です。新規導入容量は2012年から2019年にかけゆるやかに増えて行き、2019年から2020年で急増しています。累計導入容量も2012年から2020年にかけて増えています。そのため、再生可能エネルギーは近年だんだんと増えてきていることが分かります。
 


出典:https://www.digima-japan.com/knowhow/world/18635.php
 
このグラフから、2014年と2018年を見ると再生可能エネルギー設備は700GWほど増えていることが分かります。また、再生可能エネルギーは2014年のときは石炭よりも少なかったのに比べ、2018年では一番多い発電設備容量となっていることが読み取れます。
※GWは発電出力(発電設備容量)を表す単位です。
 


出典:https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2020/007/  IEA「Data Services」、各国公表情報より資源エネルギー庁作成
 
また、日本での再生可能エネルギーの発電量は2019年度の時点で約18%、世界6位です。
CO2の排出量が多い石炭、石油、天然ガスなどの化石エネルギーの発電量がまだまだ多いため、ここからもっと再生可能エネルギーを増やしていって、化石エネルギーの使用を少しずつでも減らしていくべきなのではないかと思います。
 

  これからの再生可能エネルギー

 
日本では2020年10月に2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。カーボンニュートラルはできるだけ温室効果ガスを排出しないようにし、排出した分はそれと同じ量を吸収、除去し、温室効果ガスの排出をゼロにするものです。 また、日本は太陽光発電のコスト削減などを目指し、ペロブスカイト太陽電池というものの開発を進めています。 ペプロスカイト太陽電池は基板に材料を塗ることで太陽電池が容易に作れるというものです。壁などの今まで設置できていなかった場所に設置することができます。
世界では、再生可能エネルギーの割合を増やすことを今後の目標としています。
 



参考文献

新型コロナウイルスがエネルギー消費に与える影響とは?新しい省エネ社会に向けて! - UNIADEX ユニアデックス株式会社(URL:file:///media/fuse/drivefs-4c508c83128d1bb7b48b1d05519b9da0/.files-by-id/88673/250182H/page6.html) 2020.6.10  (参照:2023.1.9)

世界の主なエネルギー問題|一次エネルギーの消費動向も解説 | 【公式】RE100電力株式会社
(URL:https://www.re100-denryoku.jp/column/world_energy_problems) 2021.09.15 (参照:2023.1.8)

新型コロナウイルスの、エネルギーへの影響を概観してみた vol.1 | EnergyShift
(URL:https://energy-shift.com/news/26af4e0b-0db9-40d8-a12d-1f3153c498b5) 2020.05.09 (参照:2023.1.8)

日本と世界の再生可能エネルギーの現状と取り組み | 海外 | 海外進出ノウハウ | Digima〜出島〜
(URL:https://www.digima-japan.com/knowhow/world/18635.php) 2021.09.30 (参照:2023.1.8)

新型コロナウイルス感染症はエネルギーにどう影響した?―「エネルギー白書2022」から②|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁 (URL:https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/covid_19.html) 2022.07.27 (参照:2023.1.8)



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2023/1/4     twitterを開設しました。
2022/12/20     セミファイナリストに選ばれました
2022/11/4     「がすてなーに(ガスの科学館)」に行きました
2022/10/30     「千葉県立現代産業科学館」に行きました
2022/10/21     学校代表に選ばれました
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2022/8/7     「久米島海洋温度差発電実証試験設備」に行きました
2022/7/2     ホームページを作り始めました
2022/6/11   グループを結成しました。



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