1.砂漠化の原因は?
『気候的要因』と『人為的要因』の二つが挙げられます。
気候的要因とは、地球的規模での気候変動、干ばつ、乾燥化などです。
人為的要因とは、乾燥地の脆弱な生態系の中で、
その許容限度を超えて行われる人間活動のことです。 |
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2.砂漠化はなぜ深刻化したのか?
砂漠化は乾燥帯などの地域を中心に、
アフリカ諸国など発展途上国で多く起こっています。
この地域の人々にとっては生活圏を脅かされ、
食料や水の確保も満足に行えないようになるなど、
深刻な問題であることは確かです。
では、砂漠化は現在どうなっているのでしょうか? |
3.砂漠化の現状は?
乾燥地域に住む人口は34.7%で世界人口から考えると
実に約20億人が住んでいるとされ、
大半が開発途上国に存在しています。
さらに乾燥地域では世界の家畜の約半分が飼育されており、
栽培植物の30%が乾燥地特有の植物種で、
世界の耕地のうち44%がこの乾燥地域にあります。 |
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4.砂漠化今後どうなる?
砂漠化の進行は農業や牧畜業など、
食料の生産基盤が失われることになるので
貧困が加速することになります。
また都市への人口集中や難民の増加による
社会全体への悪影響が拡大する恐れもあり、
環境や資源、保健衛生、安全保障、社会経済など
様々な領域に影響を及ぼし、問題を引き起こします。
では、砂漠化を止めるにはどうすればいいのでしょうか? |
5.砂漠化を止めるには?
砂漠化の原因の一つである、
森林の消失の対策として、
日本では植林や現地で緑化活動を行っています。
植林による土地の復活や森林保全に加え、農業開発の支援によって、
土地を浄化させることで肥沃な土地の回復を目指しています。
ボランティア活動などに積極的に参加するなど、一人一人できることはあります。
皆さんで砂漠化の進行を止めましょう! |
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砂漠化対処条約(さばくかたいしょじょうやく) 深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)や地域が砂漠化に対処するために行動計画を作成し実施すること、またはそのような取組みを先進締約国が支援すること等について規定した条約である。
生産基盤(さいせいきばん) 田畑・水路・農道などの農業生産の基礎となる土地や施設を農業生産基盤と呼んで いる。
農林局地域整備課では、作物に適していて農作業が行い易い農地となるように、
地域や農家の要望を踏まえて農業生産基盤の整備を進めています。
肥沃(ひよく)地味が肥え、作物がよくできること。
使用した画像
・いらすとAC
・いらすとや
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