ドメイン
ドメイン
IPアドレスのような数字の列は覚えにくく、それ自体には意味がない。そこで、IPアドレスの代わりにホスト名も含めたドメイン名を用いてコンピュータを識別する仕組みが作られ、URLやメールアドレスに利用されている。ドメイン名は、インターネットに接続している組織の名前で、一般的に右からホスト名、組織名、組織区分、国名という階層構造になっており、それぞれはドットで区切られる。
DNS
ドメイン名は、人間がわかりやすいようにつけられた文字列であるが、実際の通信ではIPアドレスを利用している。そのためドメイン名をIPアドレスに変換しなければならない。これを名前解決といい、これをサービスする仕組みがDNSという。クライアントはたどり着きたいURLのドメイン部分を取り出して、DNSサーバに問い合わせする。DNSサーバは、そのIPアドレスを一定時間記憶しており、クライアントに返す。WEBサーバの場合、DNSサーバはIPアドレスを記憶していないので、ルートネームサーバに試みる。そして、jpを管理しているDNSサーバのIPアドレスを教えてもらう。このように続けていき、最終的にIPアドレスがわかったら、DNSサーバからIPアドレスを教えてもらう。そして接続を試みる。この時間を極めて短時間であるというのも特徴である。
探Q
ルートサーバ
ルートサーバとは、ドメインネームシステムにおいて、ドメイン名空間の頂点にある情報を保持するサーバ。ドメイン名の名前解決においてトップレベルドメイン(TLD)部分の名前解決を担当する。
ルートサーバの重要性
もし、ルートサーバが全てダウンすると、ホスト名やドメイン名の名前解決が不可能になる。そのため、通常のURLやメールアドレスを利用するための名前解決ができなくなる。
補足
2002年10月21日にルートサーバ13台に一斉攻撃を仕掛けられ、7台のホストに大きな影響が出た。
2007年2月6日に2002年以来の最大の攻撃を受け、3台のルートサーバが一時的に麻痺した。
ルートサーバの一覧
ルートサーバは全世界で計13クラスタ存在する。ルートサーバはA~Mまでで区別されている。この各DNSサーバは、この13系統ある、ルートサーバのIPアドレスをあらかじめ知っておく必要がある。
DNSとは、何から何を変換させますか、次の記号から選びなさい。
⓪IPアドレスからドメイン名
①ドメイン名からインターネット
②ドメイン名からIPアドレス
③ホスト名からIPアドレス
次のURLの内、ドメイン名はどこか数字で答えなさい。
⓪https:// ①www.〇〇〇.go.jp ./ ②ja /③index.html
- ①ドメインとは、IPアドレスのように数字の列は覚えにくく、それ自体に意味はないが、IPアドレスの代わりにホスト名も含めたドメイン名を用いてコンピュータを識別する仕組みが作られ利用されている。
- ②ドメイン名はインターネットに接続している組織の名前で、一般的に右から順にホスト名、組織名、組織区分、国名になっている。
- ③DNSとは、ドメイン名からIPアドレスに変換するサービスする仕組みをDNSという。