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フラワーロス
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株式会社RIN
廃棄予定の花に新たな価値をつけるために活動されています。
取材内容
フラワーロスの問題に取り組むようになったきっかけは何ですか。
意図的にフラワーロスに着目しようとしたのではなく、代表の河島が花屋でアルバイトとして働いていた際、クリスマスからお正月に切り替わるタイミングでプロポーズ用の真っ赤なバラが約300本ほど廃棄されてしまう瞬間を目にしたことがきっかけです。
そこから、まだ美しいにも関わらず廃棄されてしまう花があることを知り、花の命をもっと大切にしていきたいという想いのもと、ロスフラワー®と名付け、廃棄予定の花に新たな価値をつける活動をしております。
「フラワーロス」という言葉の認知がまだ低い中で社会にどう浸透させていくべきだとお考えですか。
1.教育・啓発イベントの実施
学校や企業で行う学びイベントの一環として、フラワーロスの現状やその解決方法についてのワークショップや講演を行うことで、ロスフラワー®について知り、問題を考えるきっかけとなり、ロスフラワー®の問題意識が高まることが期待できます。
2.企業や自治体との連携
弊社では、ロスフラワー®を含めた花の新たな可能性を伝えるために、様々な活動を行っています。装飾事業では、単なる装飾として展示するだけではなく、花を最後まで楽しみ、「花の命を循環すること」を意識した取り組みを行っています。例えば、商業施設で花を装飾に使用した場合、展示終了後にブーケなどのノベルティに作り替え、お客様に配布しています。
このような取り組みによって、「花のある生活」を体験してもらえるだけでなく、ロスフラワー®について知るきっかけとなります。
3.商品化
近年では、フラワーゼロウエストを目指して、花の命を最後まで活用するために、装飾やノベルティを実施したあとに残ってしまう花の活用に力を入れています。商品開発の面でも、様々なジャンルの企業さまと協力体制をとっております。花を新たな価値を持つ製品へと形を変えることで、これまでアプローチできなかった層への認知拡大に繋げることが可能となります。
どこからがフラワーロスだとお考えですか。
弊社で取り扱っているロスフラワー®は、一度も日の目を浴びなかった花が多いです。生産段階での供給過多や規格外、気温・天候による育成の不安定さ、害虫の被害など、さまざまな理由で生まれた出荷できない花や市場での売れ残りなどを定期的に購入しております。生産された花の命を循環していくことで、廃棄量の削減や花卉業界の活性化を目指しています。
取り組みをはじめてから、具体的にどのような成果や変化がありましたか。
ロスフラワー®に共感し、お問い合わせをくださったり、サポーターさんやフラワーサイクリスト®として協力いただける人が増えたように感じます。
規格外の花を販売する際に意識していることは何ですか。
規格外の花を使用する際には、まず「傷や曲がり」など見た目に違いがあるだけで、花そのものの鮮度には問題のない(カビや腐りなど)ものを選定するようにしています。また、ロスフラワー®を含め、花が本来持つ魅力をしっかりお伝えできるよう心がけています。さらに、用途に合わせた活用方法の提案も大切にしています。例えば、病気などの理由によって、花頭のみや花びらの状態になった花は、ポプリやワークショップの資材として活かすことができます。それぞれの形に応じて新しい価値を見出し、できる限り活躍できる場を考えて活用するよう努めています。
フラワーロスを削減する上で特に難しいと感じていることは何ですか。
最近では、ロスフラワー®に需要が出てしまうことに、違和感を感じています。SDGsやサスティナブルがさけばれる世の中だからこそ、ロスフラワー®に着目する人が多いですが、規格を満たした花の凄さも知って欲しい。生産者さんは美しい規格品を作るために、雨の日も風の日も休まず動いています。そのため、ロスフラワー®を知った先には、ロスフラワー®を減らすために生産者さんに直接問い合わせして購入しよう!ではなく、少しでも力になれたら...と花屋さんで1輪でも多くの花を購入してもらえればと思っています。
花の一番の魅力は何ですか。
私生活でいうならば、花が心のバロメーターになっているなと感じます。弊社では毎日花と共に過ごし、花に触れていますが、たとえ同じ種類だとしても、一本一本それぞれ異なる花の美しさや個性に心惹かれています。日常にそっと寄り添い元気を与えてくれる存在だと感じています。ブランドステートメントでも表現しているのですが、花へのやさしさは、心の余裕につながり、身のまわりへの意識を変えていくと考えています。例えば、生花の場合毎日水を換えてあげるとすごく長持ちしますが、逆も然りで、水を変えなかったり、その花の個性に合った環境に置いてなかったりすると一瞬で枯れてしまいます。だからこそ、花に意識を持って行動できることは「自分以外を大切にする余裕」がある証明のようなものかなと思っています。ただ、癒しや可愛いだけでなく、心に余裕をつくるという部分で花は非常に魅力的ですね。
フラワーロスに対して私たちにできることはありますか。
フラワーロスを削減するという点においては特別なイベントではなくとも、まず「日常的に花に触れ合うこと」を心がけてほしいです。一番簡単に取り組めることとしては、お花屋さんの売れ残りを減らすこと、それが身近なロスフラワー®を減らすことに直結します。また、1人でも多くの人が花を1ヶ月に一本でも買うようになれば、花の需要が高まり、花市場全体が潤うことにも繋がります。そうすることで、国産の花の生産が減っている現状を食い止め、日本の花市場を守ることにも繋がります。私たちが「花のある生活を文化にする」をミッションに掲げているのも単にロスフラワー®を減らしたり、消費者の心を癒すだけでなく花業界を潤し未来永劫で花のある生活を持続するためにも必要だと感じているためです。あとはロスフラワー®をテーマとしているワークショップに参加いただくことや、ロスフラワー®について興味を持って調査しそれを発信していただくことも、十分に貢献の1つと言えます。
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