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ホンオ・フェ[韓国]
語源 : (韓国語) エイの刺身(生の魚介料理)

 韓国の全羅南道(チョルラナムド)という地域では結婚式には欠かせない料理として
食べられてきたエイを発酵させて作ったものです。
薄くスライスして豚肉やサラダ菜などに包んでたべられます。
強いアンモニア臭がして、世界で二番目に臭い食べものとして有名です。
メンマ[中国]
語源 : (中国語) 干したタケノコ

 麻竹とよばれるタケノコを土の中で乳酸発酵させてつくられます。
日本ではよくラーメンのトッピングとして用いられています。
ナタ・デ・ココ[フィリピン]
語源 : (スペイン語 nata de coco) クリームのココナッツ

 フルーツポンチやヨーグルトなどでよく目にするナタ・デ・ココですが、これは
ココナッツの果汁を殺菌して砂糖を加えて酢酸菌をまぜて発酵した発酵食品です。
発酵させることによって膜がはり、独特な食感になります。
テンペ[インドネシア]
 煮たり、蒸したりした大豆に蜘蛛の巣カビの胞子をまいて発酵させてつくられた
日本の納豆に似た発酵食品です。
ナム・プラー[タイ]
語源 : (タイ語) 魚醤

 東南アジアには様々な種類の魚醤があり、ナム・プラーもその一つです。
主に淡水にすんでいる魚を原料として半年から一年熟成させてつくられます。
インジェラ[エチオピア]
語源 : アムハラ語で「見失う」の意

 稲のようなテフという穀物を原料にしたクレープに似た食べ物で、エチオピアの主食です。
テフをひいた粉を水でといて発酵させ、焼いておかずをつつんだりして食べます。
キビヤック[カナダ北部]
 野菜のとれない寒い地方でビタミンなどの貴重な補給源として食べられてきた食品です。
アザラシの腹にアパリアスという海鳥を詰め、アザラシごと土の中に埋めて2〜3年発酵させてつくります。
そのまま味わうだけでなく、調味料としても利用されます。
テキーラ[メキシコ]
語源 : 原料となるアガベ・アスール・テキラーナという植物から

 アルコール度数が35〜55%と、とても強い酒で、アロエに似たリュウゼツランと呼ばれる植物の根の汁を自然発酵したり、酵母菌を使って発酵させたりして、蒸留してつくります。
アンチョビー[ヨーロッパ]
語源 : 元々は原料となるアンチョビという魚のこと

 小魚を塩漬けにして熟成させた後、オリーブオイルなどと一緒に、缶詰や瓶詰にした、魚醤に似ている発酵食品です。
ザウアークラウト[ドイツ]
語源 : ドイツ語で「酸っぱいキャベツ」の意

 千切りにしたキャベツを塩漬けにして、空気中の乳酸菌で自然発酵させたものです。
ソーセージやいろいろな料理の付け合わせにもちいられます。
ベジマイト[オーストラリア]
 塩辛い茶色のペースト状の食べ物で、麦芽を発酵させて作った発酵食品です。
オーストラリアではパンなどにぬって食べられます。
ピクルス[ヨーロッパ]
語源 : 「漬物」の意

 野菜を発酵させた漬け物で、野菜だけでなく果物や卵も漬け物にします。
日本の漬け物と違う点は漬け汁にいろいろな香辛料が使われます。
シュール・ストレミング[スウェーデン]
語源 : (スウェーデン語 Sur stromming) 酸っぱいニシン

 シュール・ストレミングは塩漬けにしたニシンを管の中で発酵させた食べ物で、世界で一番臭いと言われている食品です。