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頷き病


ウガンダ北部、タンザニア南部、スーダン南部

1980年〜

原因不明の神経疾患で首をたてに落とし、その後その後痙攣や意識障害などの発作を伴う。
また、首を落とすことにより頭を打ち付けるなど二次的な症状もみられる。心身の発育に影響を及ぼし致死性がある。

患者の90%以上は5〜15歳の子供。
寒さを感じる、食事をするなどのある条件を満たしたときのみ発症する。
しかし患者が見慣れない食品を口にしたときは発症しない。

特定はされていないが、戦争で使われた化学兵器や生物兵器の化学物質が原因と考えられている。
援助として外国から送られた食料が、有毒農薬で汚染されていたことが原因と言う説もある。
また、河川により化学物質の蔓延が懸念されている。

原因の特定がなされていないことから、具体的な治療法や解決策は見つけられていない。
CDC(Centers for Disease Control and Prevention)はイベルメクチンによるオンコセルカ症の治療、抗てんかん薬による症状の緩和を推奨している。
河川が媒介となり蔓延を助長しているならば、水質改善で被害を抑える必要がある。




発祥地





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