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棒の高さを三脚などを使用し固定。洗濯ばさみで紙を留め、棒に吊り下げる(紙は予め横2cm、縦18cmにカットし、1cmのところで横線を引いておく)。
 
 
紙の下に水の入った容器を置き、紙を横線を引いたところまで浸す。水は分かり易いように着色したものを使用。
 
 
一定時間が経ったら紙を引き上げ、定規で吸い上げた水の量を計測。今回はこれを1分後、10分後、30分後と3回実験し変化を記録した。
 
 
 
 
 
 一番多く水を吸収したのは、美濃和紙の9.1cmでした。キッチンペーパーは水周りでよく使うので多く水を吸収することは予想できていましたが、そのキッチンペーパーより美濃和紙の方が水を吸収していたという結果には驚きでした。
 
ランキング
 1位 美濃和紙(9.1cm)
 2位 ティッシュペーパー(8.1cm)
 3位 キッチンペーパー(8cm)
 4位 美濃和紙(落水)(7cm)
 5位 半紙(4.3cm)

 6位 厚紙(2.8cm)
 7位 コピー用紙(1.5cm)
 8位 画用紙
     クロッキー帳の紙(1cm)
 9位 ルーズリーフ(9mm)

 ほとんどが、1分後よりも多く水を吸収していました。そして美濃和紙がかわらず多くの水を吸収していました。実験を続けていて、厚紙の吸収力は意外に多いのだなと思いました。画用紙は変わらずあまり変化がありませんでした。
 
ランキング
 1位 美濃和紙(13.7cm)
 2位 ティッシュペーパー(11.8cm)
 3位 キッチンペーパー(11.3m)
 4位 美濃和紙(落水)(7.5cm)
 5位 厚紙(4.6cm)

 6位 半紙(4.2cm)
 7位 コピー用紙(2cm)
 8位 ルーズリーフ
     クロッキー帳の紙(1.1cm)
 9位 画用紙(1cm)

 ティッシュペーパーやキッチンペーパーは、10分後からあまり変化が見られませんでした。美濃和紙は変わらず一番吸収し、このまま実験を続けてもまだ吸収できそうです。ルーズリーフや画用紙はほとんど水を吸収しませんでした。
 
ランキング
 1位 美濃和紙(16.4cm)
 2位 ティッシュペーパー
     キッチンペーパー(12cm)
 3位 美濃和紙(落水)(10cm)
 4位 厚紙(7.2cm)
 5位 半紙(4.8cm)
 6位 コピー用紙(3cm)
 7位 クロッキー帳の紙(1.5cm)
 8位 ルーズリーフ(1cm)
 9位 画用紙(9mm)
 
 
 
 
 これまで美濃和紙について調べてきて、『美濃和紙は丈夫』『吸水性に優れている』など、色々なことを耳にしてきました。今までは、それが本当なのか疑っていましたが、今回の実験を行って実際に証明され、改めて『美濃和紙ってすごい』と、実感することができました。和紙の新たな魅力を証明・発見することができ、良かったと思っています。
 この実験の結果を受けて、それぞれの紙がどんな場面で使われているかを改めて考えてみました。例えば、ティッシュは鼻をかんだりすることに使うので柔らかい素材でなければならないということ、ルーズリーフは書く時に裏写りしてしまっては困るなど…。それぞれが違う用途で使われているので、吸水性に差が出るのは自然なことなのだと思います。
 和紙は日常生活でなかなか使う機会がないですが、吸水性だけでなく繊維が長いので丈夫であるということを含めても、本当に色んな場面で多種多様に使えるのだということを知りました。日本ならではの風情があるというだけではなく、便利で使い勝手の良い和紙。そんな魅力ある和紙が、もっと全国に普及すればいいと思いました。
 
 
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