DNSについて




DNSとは


DNSとはDomain Name System(ドメインネームシステム)の略でIPアドレスについてで説明した、IPアドレスとドメイン名(「www.sample.jp」みたいなもの)を変換するための仕組みのことです。


なぜDNSは必要なのか


IPアドレスさえわかれば、WebサーバーとかにアクセスできるのになんでDNSなんものがひつようなのか? そう思った方もいるかもしれません。
その理由はいくつかありますが、IPアドレスは人間にわかり辛いこと。ほかにもプロバイダーを変えたりサーバーを変えたりするなど、IPアドレスが変わってしまった場合にDNSサーバーに登録してあるドメイン名に対するIPアドレスを変更するだけですみます。IPアドレスのみで通信を行っていた場合は、利用者に変更先のIPアドレスを通知するなどさらに手間がかかってしまいます。
 


問い合わせ手順


インターネットに接続している何億台ものコンピューターが通信を行うので、DNSサーバーは負荷を分散するためにいくつものサーバーで分散して処理を行っています。たぶん皆さんは、家からアクセスしているなら契約しているプロバイダーの用意したDNSサーバーを使っていて、学校からアクセスしているなら学校に設置されたDNSサーバーを使ってあくいると思います。 学校やプロバイダなど一定以上の規模を持つ機関が設置したDNSサーバーらに順々に問い合わせを行い、IPアドレスを調べています。




参考文献


マスタリングTCP/IP入門編第5版 竹下 隆史 (著), 村山 公保 (著), 荒井 透 (著), 苅田 幸雄 (著)  発行所:株式会社オーム

小悪魔女子大生のサーバーエンジニア日記 ーインターネットやサーバーの仕組みが楽しくわかる aico,株式会社ディレクターズ(著) 発行所:株式会社技術評論社 2011年2月25日 初版 第1刷発行 2011年4月15日 初版 第3刷発行