春の天気の特徴は、気温の変化が激しいことです。冬の冷たい空気の名残があり、その冷たい空気と春の強い日光が混ざり合うことで、天気の変化が激しく、多種類の雲を見ることが出来ます。
□気象現象
・黄砂現象:中国やモンゴルの砂漠から、砂が偏西風に乗ってくる現象。
・花曇り:桜の咲くころに、空が薄く曇っている状態。
・春うらら:空に積雲が多々あり、温かく過ごしやすい状態。
・春一番:春の初めに吹く、南よりの強い風。
日本の夏を特徴づける気象として、梅雨や雷雨、年によっては旱魃や猛暑などがあります。雷は梅雨期間中に現れ、短時間に大量の雨を激しく降らせます。一年を通して、夏は多くの気象災害が発生します。また、日本の夏はとても蒸し暑く、日中の気温はおおよそ30℃~35℃程度ですが、湿度が高いため体感気温は高く感じられます。
□気象現象
・梅雨:春の終わりから夏にかけて、曇りや雨の日が多く現れる現象。
・真夏日:日中の最高気温が30度を越えるときのこと。
・熱帯夜:夜の最低気温が25度以上あるときのこと。
・夕立:夏の気圧配置のときに起こる現象。
・猛暑:真夏日や熱帯夜の状態が続いたとき。
秋の天気の特徴は春と似て、変わりやすいのが特徴です。この時期は台風がよく接近するため、前線の活動が活発になり、大雨になることがあります。他にも、移動性高気圧が通過するようになると、よく晴れて朝方は冷え込み、霜が降ることもあります。
□気象現象
・残暑:立秋から秋分の間の暑さのこと。
・秋雨:秋の停滞前線(秋雨前線)によってもたらされる秋の長雨。
・秋晴れ:秋の澄みわたった晴天のことで、秋の特徴のひとつ。
・濃霧:朝晩の気温差の大きいとき発生しやすい濃い霧のこと。
・早い日没:夕方から、意外と早くに日が沈む状態。
・早霜:秋に、例年よりも早い時期に降りる霜のこと。
冬は一年中で最も寒い季節で、特に1月末から2月の始めにかけては最も気温が下がります。また、日の出が遅く、日の入りが早くなり、季節風によって日本海側では雪、太平洋側では晴れて乾燥することが多くなります。
□気象現象
・小春日和:晩秋から初冬にかけて寒さが厳しくなる中、穏やかで暖かな日和のことを言います。
・結氷:気温が氷点下になったとき、池の水面が凍り始めること。
・霧氷:氷点下のとき、霧や雲の粒が木に付着して凍ったもの。