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晴れ
快晴

 雨や雪などが降っていない状態で、雲が空全体の8割以下の状態を晴れといいます。私たちは、晴れていればそれをすべて「晴れ」としますが、正式な気象現象では「快晴」と「晴れ」の二つが存在しています。

 晴れによってもたらされる太陽光は、物を乾かす、地表を照らすといった、私たちの生活にかかせない役割を持っています。また、植物は光合成のために日光を必要とし、人間は太陽光を浴びることによって体内機能が活性化するので、まさに晴れるということは生き物が生きていくために必ず必要なことであると言えます。気象的には、晴れることによって地球の水分が蒸発して雨が降るという循環があるので、晴れがなければ雨も発生しません。他にも晴れた空は気分的にも気持ちの良いものであり、「晴れ晴れとした気持ち」と言ったように、精神的にも私たちに良い影響を与えています。
 しかし、晴れるのは良いことばかりではありません。あまりにも晴れの日が長く続くと、逆に害となってしまうことがあります。例えば「日焼け」はそのひとつです。適度に日焼けするのは大丈夫ですが、あまり日に当たりすぎると皮膚の組織が壊されたりして、皮膚がんへと進行するケースもあります。良い影響を与えてくれるものだからこそ、受けすぎには気をつけなければなりません。

 晴れと異常気象はかけ離れた関係のように思いますが、本来晴れ以外の天気が起きなければならない時に、ずっと晴れの場合も異常気象に分類されます。例えば梅雨の時期に雨がほとんど降らず、晴れている状態が続くということです。この場合、梅雨の時期に植物が水分を十分に得られなくなるため、大きな影響を与えられることになります。
 例えば、2012年の梅雨の時期の仙台や秋田、岩手などでは、約一週間の間で約60mm(昨年の約6%)ほどの雨しか降りませんでした。あまり雨が降らないため、空気が乾燥し、火災が頻繁に起きていたようです。

晴れと快晴の違い
 晴れと快晴の違いは雲量によって決まります。空をぐるりと見渡して、雲の量が0から1割のときが快晴、2から8割のときが晴れと決められています。