身の回りの機械たち
現代の私たちの生活にはたくさんの機械達に支えられています。自動車、エアコン、テレビ、携帯電話など、どれかひとつないだけでも大変不便に感じてしまします。
その中でもパソコンは情報を集め、利用、加工、発信するためにはなくてはならない存在になっています。パソコンがなければ生きていけないという人も中にはいるのではないでしょうか。
パソコンの歴史
まず最初に、日本での商業的なパソコンの歴史について簡単にまとめます。
- 1970年代後半
- NECからPC-8001、シャープからMZ-80K、日立からベーシックマスタなど8ビットパソコンが発売される。
- 1980年代初頭
- 富士通(FM-8/7)、シャープ(X1)、ソニー(SMC-777)など各社から8ビットパソコンが発売され、短い8ビットパソコンの全盛期を迎える。
- 1980年代
- NECからPC9800シリーズが発売されると、16ビットパソコンの時代に突入します。PC9800はOSとしてMS-DOSを採用したことにより、長く日本のパソコン市場を制することになります。
- 1990年代
- IBMのPC/AT規格を採用した、PC/AT互換機が海外から流入し、独自規格のPC9800シリーズは徐々にその市場を失っていきました。このことから16ビットパソコンから徐々に32ビットパソコンへ移行していきます。
- 1995年
- マイクロソフトからWindow95が発売され、一部マニア向けのパソコンが一般家庭にもパソコンが普及し始めました。
また、インテルから新しいパソコン規格であるATX規格が発表されて、これ以降、多くのメーカーがこの規格でパソコンを製造することになります。 - 1997年
- NECが独自仕様のPC9800シリーズからPC/AT互換機であるPC98-NXシリーズへ完全移行し、日本パソコン史が世界パソコン史へ組み込まれました。
- 1998年以降
- マイクロソフトからWindows98/Me/2000/XP/Vistaと次々に新しいOSが発売されましたが、基本的にWindowsOSが長く続く時代となります。
ハード的には、x86アーキテクチャであるインテルのPentiumシリーズが市場を独占し、年々性能を進化させ続けています。
現在のパソコンへの疑問
現在のパソコンは高性能で多くの部品が使われているわりには、意外に安く売られているのに驚きます。
昔は非常に高価だったパソコンも、規格化され安価な部品を組み合わせることでコストを抑えることに成功したそうです。
規格化されているおかげで、色々な周辺機器を追加でき、簡単にパソコンをより便利な機械にすることができます。また、パソコン内部の部品も交換することでより、簡単にパワーアップしたパソコンに改造できると聞きました。
意外と簡単と言われるパソコンの中身が、本当に簡単なのか実際に分解して確認するのが本サイトの目的です。
周辺機器で拡張
パソコンの周辺機器はパソコンにより便利な機能を増やす機械として追加します。現在、一番利用されているのがUSBという規格です。
※本サイトでは周辺機器については触れません。
パソコンの内部構造
現在のパソコン自身はATXを中心とした規格をもとに作らています。下の図がパソコンの(超)簡単な内部構造です。本サイトではこれらの規格化された部品に着目していきます。