はんだとは、錫と鉛の合金で比較的低い温度で溶けます。錫と鉛の混ぜる割合で溶ける温度が変わります。錫60%くらいが一番低い温度で、180℃くらいで溶けます。
最近では環境にやさしい「鉛フリーはんだ」というものがあり、錫に少量の銅と銀が混ぜられています。しかし、溶ける温度が若干高く230℃程度で溶けます。
以下にはんだに使用される金属をまとめます。
原子番号 | 元素記号 | 融点 | |
錫(すず) | 50 | Sn | 231.93℃ |
鉛(なまり) | 82 | Pb | 327.46℃ |
銅(どう) | 29 | Cu | 1084.62℃ |
銀(ぎん) | 47 | Ag | 961.78℃ |
目標
ドライバーでの分解は比較的簡単でしたが、この先はほとんどの部品がはんだ付けされています。
ここでは、はんだごてなどを使用してできる限りの部品を外し、どんな部品が取り付けられているか調べます。
DVDやHDDにも電子部品は取り付けられていますが、ここでは大きい部品が多い電源とパソコンの中心とも言えるマザーボードについて部品を外します。
電源
電源は内部に高電圧がかかる部分があるため、ドライバー編で見たように簡単に分解はできないようになっています。コードがボードに直付けされているため、「分解=使えなくなる」ということが基本のようです。
マザーボード
様々な部品が、たくさんついているパソコンの本体です。電源のボードに比べて部品が小さく、配線も細かいです。
正直、はんだごてでは厳しいです。