たちの身の回りには、色々なルールが存在しています。
ピラミッド最高機関

 例えば、あなたの家庭で、「スマホやゲームは決められた時間まで」というものや、
 学校の「登下校中に買い食いしてはいけない」というものから、
 また、あなたの住んでいる都道府県・市町村のルール (条例といいます)や、
 国単位でのルール(法律といいます)など、沢山のルールが存在しているわけです。


 憲法は、国全体に沢山存在するルールのいわばリーダーといってもいいでしょう。
 あなたの家の決まりごとや学校の「ルール」では、
「法律」によって定められた罪を犯してはいけないのは大前提ですし
 その「法律」は「憲法」に書いてあることを基幹として作られています。
そのように、国全体のルールの頂点に君臨するルールのことを「最高法規」と呼んでいます。
 そのためわれわれ国民は最高法規である憲法を遵守しなければいけないのです。




 は憲法に書いてあることを守って生活しなければいけません。
 ならば、憲法にはどんなことが書いてあるのでしょうか。

 まず憲法は日本の「三大原則」を定義しています。



 一つが「国民主権」です。
これは偉い政治家でも天皇陛下でもなく、
国民が主人公となって政治に参加し、政治を行っていくことです。
国民が選んだ代表者が、国会という場で話し合いをし、国の意思を決定することで、
国民の意思が政治に反映されていくところに繋がっています。


 二つ目が「平和主義」です。
日本は、かつて戦争に参加してしまい、そのために多くの罪無き国民が命を落としてしまいました。
そういったことが二度とないように、日本国憲法では
「戦争は二度としない」「軍隊は持たない」と第二章第九条で述べられています。


 そして最後が「基本的人権の尊重」です。
「基本的人権」とは、人が生まれたときから持っている人としての権利です。
これには、例えば「生きる権利」や「自由や幸せを求める権利」などがあり、
これらは最大限に尊重され、守られなければいけないものです。
日本国憲法では、これを「侵す事のできない永久の権利」としています。

三権分立


憲法はそのほかにも「国民の三大義務」として税金を納めること、
子供に中学校までは最低でも教育を受けさせること、
そして働くこと。
これらを「国民がやらなければいけないこと」として記しています。

憲法に書いてあることはそれだけではありません。
国民を守るため、国民を救うため、国民を幸せにするために、
現在の日本国憲法には103ものルールが書かれています。

このように、憲法には国民のための大切な決まりごとが書かれているのです。
 
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