対策
芸術作品を守るシステムの構築
・芸術作品を登録し、見守ることができる大規模なシステムをつくる。
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☆Googleの類似画像検索サービス
Googleの類似画像検索サービスでは、画像のURLを入力したり検索窓に画像をドロップすることで、類似画像やサイズ違いの画像を検索することができます。スマートフォンでもGoogle Chromeのアプリをダウンロードすることでサービスの利用が可能です。
☆画像を認識するシステムの実用化
画像認識を最大限活用したアプリがあることをご存知ですか?雑誌等で見たカバン、欲しいなと思ったらその画像をスマートフォンで読み取れば、その商品を販売している会社のサイトに誘導してくれるのです。また、印刷物の校正に使われるシステムもあります。著作権法の改正
著作権法は時代の流れに伴って、改正を繰り返している。
ここではデジタル社会の発展に伴い行われたと考えられる改正の内容を紹介しよう。
=平成24年改正=
・私的使用目的であっても、DVDに利用されているContent Scrambling System(コンテント・スクランブリング・システム)というコピーガードなど、技術的保護手段を回避して可能となった複製を、著作権侵害に当たると知りながら行う場合には、民事上違法となる。
▼暗号回避できる技術が発達し、普及してしまったため
・私的使用の目的で,著作権が侵害されている音楽や映画などを、著作権の侵害と知って、インターネットで閲覧・ダウンロードした者は、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金またはその両方が課せられる。
(ただし…
インターネットによる情報の収集などの行為が不当に制限されないよう配慮する
著作権者からの告訴がなければ公訴は提起されない(親告罪である)
違法ダウンロードによる著作権侵害防止の重要性について、国や地方公共団体は国民特に未成年者に啓発する
)
▼デジタルコンテンツの複製が個人でも簡単に行えるようになり、それを拡散する手段も増えたため
=平成26年改正=
・著作物を出版することのできる出版権、複製することのできる複製権は紙媒体での出版を引き受ける者に対して与られていたが、電子書籍の出版を引き受ける者にも与えられるようになった。
→電子書籍における海賊版への対応をしやすい
▼紙媒体の情報のデジタル化や情報のアップロードが容易になった
画素数
・ネット上の芸術作品の画像は拡大してもある程度までの画質まででしか表示しない。