種類 <料理>
料理のおもてなしについては料理の盛り付けの美しさや器の面白さや食材へのこだわりなどさまざまなおもてなしがあります。
料理の一つとして懐石料理というのがあります。その懐石料理について調べたいと思います。
懐石料理には亭主(おもてなしをする人)と客人(おもてなしを受ける人)どちらにも作法が決められています。
亭主の作法
- 四季折々の旬の素材だけで献立を作り、季節感を大切にすると同時に、材料の色や香り、味を最大限に生かします。
- 材料の切れ端まで決して粗末に扱ってはいけません。
- 温かい料理は温かく、冷たい料理は盛る器まで冷たくして客人に提供するといった心配りを重んじ、料理を運ぶ「間」を大切にします。
- 献立の中で海、山、里の幸を重複しないように組み合わせなければなりません。
- 食べにくいものには隠し包丁を入れ、骨の多いものはしっかりと取り除いて料理を提供します。
- 料理を盛り付ける食器に関してもその取り合わせや組み合わせまでしっかり心配りをします。
客人の作法
- 焼魚・・・まるごとの魚は、頭の後ろ背中の方から一つまみずつ食べます。おもて側を食べ終わってもひっくり返さず、そのまま骨を取って下の身を食べます。
- 刺身・・・わさびを醤油に溶いてはいけません。わさびは刺身の片側に付けて醤油は反対側につけて食します。
- 煮物・・・里芋などの滑りやすいものは、片方の箸を刺してもう一方の箸で挟んで食べます。
- 串物・・・串に刺さった料理は、串を持って食べてはいけません。まず串は抜き、箸で適当な大きさに切って食べます。
このように懐石料理には厳しい作法がありその中におもてなしというものが存在するのです。
これが料理のおもてなしです。
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