遺伝とは
祖先や親の形態・体質などが生殖によって、子孫に伝わることです。その時、遺伝子が生殖細胞を通じて受け継がれています。
本体はDNA(デオキシリボ核酸)です。これは、ミーシャが発見し、グリフィス、アベリー、ハーシー、チェイスの実験によってわかりました。そして、細胞内の核に存在する染色体中に一定の順序で配列されています。
遺伝子の働き
DNAの遺伝子情報はRNA(伝令RNA)に転写され、タンパク質が合成されます。その過程を翻訳と言います。その情報が一定方向に流れるという原則をセントラルドグマと言います。
DNAはヌクレオチドが鎖状に繋がってできています。そして、そのヌクレオチド鎖が2本塩基同士で結合し、ねじれたものを二重らせん構造といいます。この構造は、ウィルキンスやフランクリンの実験結果から示唆を受けたワトソンとクリックの研究により解明されました。
DNAのヌクレオチドの構成
DNAのヌクレオチドは塩基とデオキシリボース(糖)、リン酸が結合してできたものです。塩基にはアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類あり、そのうちの一つが含まれます。どの生物でもアデニンとチミン、グアニンとシトシンはそれぞれ水素結合しており、この特異的な結合を塩基の相補性といいます。アデニンとチミン、グアニンとシトシンの含まれる割合は1:1となります。
RNAはヌクレオチドが鎖状につながってできていて、DNAと似ていますが、ヌクレオチド鎖が1本でできています。
RNAのヌクレオチドの構成
RNAのヌクレオチドは塩基とリボース(糖)、リン酸が結合してできたものです。塩基にはアデニン(A)、ウラシル(U)、グアシン(G)、シトシン(C)の4種類あり、そのうちの1つが含まれています。
タンパク質はヒトの体内に数多くあり、生命活動において大切な役割をもっています。そして、いろいろな種類があります。
タンパク質の種類
タンパク質の構造
タンパク質はどれもアミノ酸がペプチド結合して鎖状につながってできたものです。アミノ酸の種類と総数、配列によって、種類が変わります。
アミノ基とカルボキシ基を持つ化合物です。アミノ酸は約20種類あります。
アミノ酸の種類
タンパク質を構成するグリシン、アラニン、セリン、プロリン、システイン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、アルギニン、チロシン、バリン、トレオニン、ロイシン、イソロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンという20種類のアミノ酸があります。その中のバリン、トレオニン、ロイシン、イソロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンはヒトの体内ではつくるのが難しく、食物から取り込む必要がある必須アミノ酸です。
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