Dear Geneticist

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メンデルとは？

メルデル
センくん。グレゴール・ヨハン・メンデルってどんな人か知ってる？

セン
知ってるよ！メンデルの法則を見つけた人だよね！

メルデル
そうだよ〜。よく知っていたね。でも、彼ははじめから植物学者ではなかったんだよ。

セン
じゃあ、どうして法則なんて見つけられたの？

メルデル
では、メンデルの人生について僕が説明してあげるよ。

メンデル

グレゴール・ヨハン・メンデル

オーストリアの司祭、植物学者


1822年8月20日 オーストリア帝国（現在のチェコ）に小作人の子として生まれる
　 　
1841年 　
　 オルミュッツ大学で学ぶ
1843年 聖アウグスチノ修道会に入会
　 　
1847年 司祭となる
　 　
1850年 教師になるための検定試験を受けたが不合格
　 　
1851年 　
　 ウィーン大学に留学
1853年 　
　
　 エンドウマメの交配実験を行う
1865年
論文を発表

ブリュン自然研究会で「植物の雑種に関する実験」という論文を発表しました。
この論文というのがメンデルの法則です。
今日ではとても有名な法則ですが、当時この法則に目を向ける人はいませんでした。
そのため、メンデルは周囲の人間に「見ていてごらん、きっと私の説の正しさが知られる時が来るよ」と言っていました。

　 　
1868年 交配実験から遠ざかり、聖トマス修道院院長に選ばれる
　 　
1874年 　
　 修道院から徴税する法律に反対
1884年1月6日
死去

メンデルは徴税についての法律に反対するうちに孤立し、人間不信になっていきました。
そして、病に侵され、最期は一人で死んでいったのです。
　 　
1900年
再発見される

ユーゴー・ド・フリース、カール・エリッヒ・コレンス、エーリヒ・フォン・チェルマクの3人がそれぞれ、
メンデルが発見したものと同じ法則を見つけ出しました。
そしてその3人によってメンデルの論文が再発見されることになったのです。
セン
メンデルって論文が生きている間注目されなかったり、ひとりぼっちで死んだり、かわいそうな人生を送ったんだね。

メルデル
でも、院長に選ばれているし、気象学者として有名になっていたこともあるから、意外と充実した生涯を送っていたのかもしれないよ。

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