
しかし、その安い服がどうして他の服より安いのか、 考えたことのある人はあまりいないと思います。 実はその裏側には、劣悪で危険な環境での労働を強いられている人々や、 学校に通えずに一日何時間も働いている小学生くらいの子どもたちがいるのです。
その原因には私たちが「より安い服」を求めることにあります。 私たちの要求にこたえるために、企業はコストを減らし、服を安く作ろうとします。
そのせいで労働者に、十分な給料が払われていないのです。
これらの立場の弱い労働者を守るためのしくみが「フェアトレード」です。
フェアトレードとは「製品や原料を適正な価格で購入する」という意味で、それにより、 労働者や生産者の権利を守ることにつながります。
フェアトレードというと、一見値段が高いように思われますが、そうではありません。 現地の最低賃金をクリアしていて、作っている人たちが健康に暮らすことのできる対価を支払うことであり、 実際は誰でも気軽に買えるような価格に設定されているものもたくさんあります。
フェアトレードは服だけの話ではなく、チョコレートやコーヒーなど、 さまざまな商品もこの仕組みが活用されているものがたくさんあります。

フェアトレードの商品を買うことで、私たちでも遠くの国の労働者の人権や文化を守ることができるのです。
このフェアトレードの商品の見つけ方は、まず、このマークがついている商品を見つけることです。 国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade
International)という組織がこの「国際フェアトレード認証ラベル
」というマークを発行しており、
このマークがついている商品は国際フェアトレード基準という厳しい基準をクリアした商品ということがわかります。
ただし、フェアトレードラベルが付いていなくても、フェアトレードである商品もあります。
WFTOマーク
はフェアトレード団体を認証するもので、WFTO(世界フェアトレード機関 :World Fair Trade Organization)に加盟し、生産者の賃金、児童労働、環境などに関して基準をクリアしていることを認められた団体が取得し、表示を許可されるマークです。さらに、団体認証を取得した後も、さまざまな条件について定期的なチェックがあります。このマークは、団体の活動が常に基準をクリアしていることを示しています。このマークがついている会社の商品はどれも環境、人権などに配慮して生産された商品とわかります。
認められている団体の例としては、フェアトレードの専門ブランド「ピープル・ツリー」などがあります。















