安全対策

  1. 基本的考え
  2. 廃棄物処理
  3. 国の政策
  4. 立地条件と耐震設備
  5. 作業員の安全性
  6. 輸送時の対策
  7. 国際協力
  8. その他

輸送時の対策

  1. 輸送船の対策
  2. 輸送容器
輸送船の対策
 2重船殻構造など復元力に優れた設計がされていてその運行にも細心の注意をはらっています。
 衛星航法装置・衝突防止レーダーなどにより周りの安全を確認することが義務づけられています。
 延焼防止構造になっていて、船倉には水を張り可燃物は置かないことが義務づけられています。

輸送容器
 核燃料は輸送容器の中に収められ、核燃料物質の放射能量の少ない順にL型、A型、B型輸送物にわけられます。
 容器は核燃料輸送物がどんな事故が起きても臨界状態にならないように、またどんな時にも耐衝撃性と密封性が維持され内部までの変形や損傷のないようにそれぞれ型ごとの基準に基づいて試験がされています。MOX燃料の入った輸送容器は、円柱状の形をしたB型輸送物になりますが核分裂が起こる可能性のあるものは核分裂性輸送物となり特別の試験が行われます。

核分裂性輸送物の試験内容
環境試験
摂氏38度で1週間放置
水の吹き付け試験
1時間に50mmの雨量
落下試験
0.3mコーナー落下
自由落下試験
1.2mなど
圧縮試験
輸送物の5倍で24時間
貫通試験
6kgの丸棒を1mの高さから落下
浸漬試験
15mの水中に8時間
落下試験-1
9mの高さから落下
落下試験-2
1mの高さから棒上に落下
耐火試験
摂氏800度で30分
浸漬試験
0.9mの水中に8時間


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