TOPIC 3-1.世界各国の難民

世界中には、さまざまな地域に渡って多くの難民がいます。その数、現在およそ1500万人以上と言われています。
そこで、世界にこれだけの難民が存在していて、そのすべての難民の置かれている状況と原因が同じなはずはないと思い、その背景を調べてみました。

 
主に挙げられる原因は以下のとおりです。(各項目をクリックして詳細をご覧ください。)
1.民族、宗教団体の対立による迫害
2.政治による迫害
3.洪水・干ばつ・地震などの環境災害
4.経済の開発・拡大による迫害
詳細をご覧いただければわかりますように、人々が生まれ育った家や土地、祖国を離れることを決意した理由は多種多様でした。
しかし、これらに共通していえることは、いつの時代も、宗教的、政治的、あるいは経済的に弱い立場にいる人たちが、それにかかわる理由で犠牲者となり難民と化してしまうということです。 そして、現代の状況に特有な点は、こうした難民化、あるいは難民移動の著しい巨大化です。
過去30年間を通じて、1日に平均700人以上の人々が自分たちの国を離れて難民となることを強いられてきました。自国の中で住む場所を奪われ「避難民」となった人々の数となると、おそらくこれよりもはるかに多いでしょう。 とりわけ、発展途上国では、この傾向は近い将来においても、好転しそうにないといわれています。「人口増加」や「経済停滞」「環境破壊・生態系の悪化」などの問題が重なり合って、貧困がさらに進み、社会的な緊張が増していくのは確実であろう、とさえ言われています。これに武器売買の急成長や、軍事中心政策と排外主義の高まりが加わって、事態はまさに大量難民化、大量難民移動の続発する条件が整ってしまっているのです。  



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