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(1)呼吸法

 

楽器を吹くにあたって、いちばん大事なのはズバリ呼吸法!人間の呼吸

の仕方には肺式呼吸と腹式呼吸の2種類があります。ちなみに男性には

腹式呼吸の人が多く、女性には肺式呼吸の人が多いと言われています。

あなたはどちらの呼吸法なのか確かめてみましょう。

 

まず、おへそ辺りに手を当ててみてください。深呼吸をするとお腹が膨らん

だりへこんだりしますね。問題はいつお腹が膨らむかということです。

→息を吸うときにお腹が膨らむ人は腹式呼吸

→息を吐くときにお腹が膨らむ人は肺式呼吸   

                          なのです。

楽器を吹くときは肺式ではなく、腹式呼吸を基本とします。でも「ワタシ、肺

式だから無理じゃんっ!」ってな心配は全くないですよ。意識的に腹式呼吸

をすることは誰にでも可能です!

 

ではなぜ、あえて腹式呼吸なんでしょう?それは金管楽器を吹くには、腹筋

に力を入れ”息を支える”っという鉄則があるからです。息を支えるということ

は、音量や音程を一定に保つことにつながります。息を支えられないまま楽

器を吹き続けると、上半身なんかに無理な力が入って苦しくなっちゃいます。

では息を支えるトレーニングを実際にやってみましょう。

 

まずリラックスして体の力を抜いて立ちましょう♪足を肩幅に開いて立ちます。

そして30度程おじきをして前傾姿勢になります。おへその指3本くらい下を指で

さわってみてください。そこに”鍛でん”というツボがあります。この”鍛でん”に

意識を集中させるつもりで、腹式呼吸をしてみましょう。腰に両手を当ててみる

と、息が入るのがよく分かります。

腹式呼吸は「吸って膨らます、吐いてへこます」ですよ。

できましたか?では今度は時計の秒針に合わせて呼吸してみましょう。

(1)8秒かけて息を限界まで吸う

(2)そのまま8秒息を止める

   (この瞬間にお腹に力を入れて息を支えます)

(3)8秒かけて息を全て吐ききる

これを繰り返します。ポイントは8秒間でめ〜いっぱい吸って、8秒間ですべて吐

ききるということです。息を止めるときは腹筋に力を入れて、「息を支える」という

ことを忘れずに!できましたか?かなりしんどいですね。酸欠で倒れそうになっ

た!なんて人は、8秒より間隔を縮めて練習し、だんだん長い間隔に慣れるよう

にしましょう♪

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